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「うさぎの成長期はいつまで?大人になるまでの期間は?」「何ヶ月まで成長する?」
結論から言うとウサギの成長期は1歳までです。
生後6ヶ月頃まで著しく成長し、生後8ヶ月頃から成長スピードが落ち、生後12ヶ月頃には成長がストップして大人の仲間入りをします。
もしウサちゃんの月齢が生後6ヶ月未満(とくに生後2~3ヶ月頃)なら、今からビックリするぐらい成長するので楽しみにしていてくださいね。
まい
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目次
うさぎの成長期はいつまで?何歳で大人になる?
ウサギは毛も生えていない未熟な状態で生まれてきますが、驚くようなスピードで成長し、ふわふわの可愛い姿になります。
そして生後2~3ヶ月頃になると、ペットショップなどからお迎えできるようになるため、この頃にウサギとの暮らしが始まる飼い主さんも多いことでしょう。
品種にもよりますがこの頃のウサギは両手に乗ってしまうほど小さく、か弱い存在ですが、成長期真っ盛りの時期なので数ヶ月後には「…別兎?」と思ってしまうほどの変貌を遂げます。
- うさぎの成長速度は生後6ヶ月までがピーク
- 生後8ヶ月頃から徐々に体重の増加が落ち着く
- 1歳で大人の仲間入りをする(成長が終わる)
ではウサギの成長期について更に詳しく見ていきましょう!
うさぎの成長速度は生後6ヶ月までがピーク
一般的にウサギの成長期は1歳までと言われていますが、もっとも成長が著しいのは生後6ヶ月までの期間です
この6ヶ月の間はグングン体重が増加し、見違えるほど体が大きくなります。「日々大きくなる」って感じです。
お迎えする月齢や品種にもよりますが生後2~3ヶ月ぐらいにお迎えしたとしたら、生後6ヶ月頃には一回り~倍以上大きくなります。
まい
まだ里親さんのところにいた頃の3代目ウサギです。
我が家に来た頃の3代目ウサギです。小さくて、フワフワで可愛いですよね。
まだ顔つきには幼さが残りますが、家に来た頃と比べると一回りは大きくなっています。
品種によって成長速度は異なりますが、生後6ヶ月まで急速に成長するのはどの品種も共通です。
そのため「小さいと思ってお迎えしたのに、数ヶ月後には思っていた以上に大きくなった」とビックリする飼い主さんがけっこう多いです。
生後8ヶ月頃から徐々に体重の増加が落ち着く
個体差もありますがウサギは生後8ヶ月頃には体重の増加が落ちつき、生後10ヶ月頃にはほぼ大人に近い大きさになります。
この頃にはどれくらいの大きさに成長するのでしょうか。生後3ヶ月頃のウサギと、生後8~10ヶ月のウサギの大きさを見比べてみましょう。
1歳で大人の仲間入りをする
そして1歳になるとウサギの身体的な成長はストップし、大人の仲間入りをします(体重の目立った増減はなくなる)
ウサギの1歳は人間年齢の20歳にぐらいに該当するので、「すっかり大人になったんだな」と思ってあげてください。
ここで気になってくるのは「自分のウサギはどれくらいの大きさまで成長するのか?」ではないでしょうか。
続けて大人ウサギの平均体重を、品種別に紹介するのでよかったらこのまま読み進めてください。
うさぎはどれくらいの大きさまで成長するのか?
では、ウサギはどれくらいの大きさまで成長するのでしょうか。
あくまで目安的な話ですが、大人ウサギの平均体重を品種別にまとめておいたので、よかったら参考にしてください。
体重の参考書籍:うさぎと一生暮らす本p10~11
品種 | 平均体重(大人) |
---|---|
ネザーランドドワーフ | 0.9~1.1kg |
ホーランドロップ | 1.8kg |
ミニウサギ(ミックス) | 1.2~2.5kg |
ミニレッキス | 1.4~2kg |
ドワーフホト | 1.3kg |
ライオンヘッド | 1.3~1.7kg |
アメリカンファジーロップ | 1.5~1.8kg |
ジャージーウーリー | 1.3kg |
人間と一緒でウサギにも個体差があります。
もしかすると思っていた以上に大きくなるかもしれませんし、小さいままかもしれません。
1つ言えるのはどんな大きさに育ったとしても、結局ウサギは可愛いです。安心して成長を楽しみにしていてくださいね。
まい
まい
うさぎの成長期で注意すべきポイントとは?
成長期は心も体も大きく発達する期間です。
人間の成長期(幼児期~高校生ぐらい)をイメージするとわかりやすいですが、この時期は健康な体と飼い主との信頼関係を作るのに大切な期間でもあるんですよ。
- 成長期はたくさん食べて丈夫な体を作る大切な時期
- 成長期は体だけではなく心も著しく発達する
- 成長期は基本的な躾を始めるのに最適な期間
成長期の注意点について更に詳しく見ていきましょう!
成長期はたくさん食べて丈夫な体を作る大切な時期
成長期はたくさん食べて、丈夫で健康な体を作るのに大切な時期です。
この時期に栄養が不足すると、発育に悪影響を及ぼす恐れがあるので、しっかりと食事を与える必要があります。
たま~にですが「ウサギの体が大きくなったら嫌だから、食事を大きく制限する(ペレットを少ししか与えない)」という飼い主さんがいます。
気持ちはよくわかりますが、成長期に極端な食事制限をすると、ウサギが健康で丈夫な体に育たない恐れがあります。
どうか見た目の可愛らしさよりも、健康を重視した食事を与えてあげてくださいね。
成長期の食事は食べ放題の牧草・飲み放題の水・多め量のペレットが基本です(オヤツは生後3~4ヶ月以降から少しずつ)
大人になっても牧草と水は好きなだけ飲み食いさせていいですが、ペレットは徐々に制限しましょう。
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成長期は体だけではなく心も著しく発達する
成長期は体だけではなく、心も著しく発達する時期です。
個体差もありますが生後2~3ヶ月頃から徐々に自我が芽生え始め、生後6ヶ月前後に思春期(人間でいう反抗期)を迎え、1歳を過ぎると年々落ち着いていきます。
つまり1歳までは内面が大きく変化するので「この間まで〇〇だったのにどうして!?」と感じるような出来事が多発する可能性大です(私自身も経験済み)
まい
時間はかかりますが、諦めずに関わり続けることで信頼関係ができ、落ち着いてきた頃にとても良い関係を築ける可能性がグンと上がるからです。
我が家の2代目ウサギも思春期は荒れ狂っていましたが、気味が悪いほどの愛情を注ぎまくった結果、1歳半あたりから急激にベタベタの甘えん坊になりました。
まい
【凶暴化】うさぎの思春期いつからいつまで?反抗期の接し方と対策を実体験をもとに解説
成長期は基本的な躾を始めるのに最適な期間
成長期は基本的な躾を始めるのに適した期間と言えます。
子ウサギは大人ウサギと比べて非常に柔軟性があり、習慣づけもしやすいからです。
とくに多くの飼い主さんが悩む「トイレトレーニング」と「抱っこ練習」は、この時期から根気よく続けることをオススメします。
まい
まい
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【まとめ】うさぎには成長に合った飼育が大切
ウサギの成長期は体と心が大きく発達する重要な時期です。
- たくさん遊び、よく眠り、いっぱい食べる
- たっぷりの愛情を注ぐ
- 甘やかすだけではなく、必要な躾はキッチリと行う
丈夫で健康な体に成長するために、飼い主との信頼関係を築くために、ぜひ上記を意識して飼育してみてください。
まい
子ウサギならではの、あどけない表情を見られるのはほんの短い期間です。
スマホの容量がいっぱになってしまうぐらい写真を撮っておきましょう(それか心のシャッターに焼き付ける!!)
まい
本日はここまで!長々とお付き合いいただきありがとうございました。
ではまた別の記事でお会いしましょう。