問題行動改善!うさぎ《叩く・殴る・怒る》より効果絶大なしつけ方法

問題行動改善!うさぎ《叩く・殴る・怒る》より効果絶大なしつけ方法

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10年以上ウサギ3匹と暮らして感じた「幸せ」と「苦労」をもとに、お悩み解決案を提案します。記事最下部にコメント欄あり。気軽に育兎相談どうぞ。愛玩動物飼養管理士(登録番号241110200号)

「ウサギのしつけで効果がある方法は?叩く・殴る・怒るは効果ある?」

ウサギが全然言うことを聞かないと本当に辛いですよね。

「こんなに大事にしているのに…」とイライラする気持ち、スゴくわかります。

ただ叩く・殴る・怒るは一切効果が無いので絶対NGです。

まい

叩くよりも効果的なしつけ方法が6つあります。詳しく紹介するので、よかったら試してみてください。

チェックポイント!
  • 叩く・殴る・怒るは効果ないの?
  • 効果的なしつけ方法は?
  • しつけで改善できない行動はある?

うさぎしつけで《叩く・殴る・怒る》は一切効果が無い

うさぎしつけで《叩く・殴る・怒る》は一切効果が無い

叩くしつけは意味無い理由
ウサギは悪いことをしている意識がない。叩いてしつけされても意味が理解できないため、飼い主に対し「嫌な感情」しか生まれない。

ウサギは何でも齧ったり、粗相したりしますよね。暴れてうるさいですし。

人間からすると「やめて!!」と叫びたくなる行為ですが、ウサギにとっては普通の行動。

本能による部分も大きいので飼い主に叩かれても、「何も悪いことしていないのに、なんで叩くの?この人怖い…」と関係が悪化するだけ。

良い影響は一切無いのです。

まい

人間だって親や仕事の上司にいきなり「キレられる」「殴られる」されたらと想像してみてください。

まい

たまったもんじゃないですし、叩いてくる相手なんか信頼できませんよね。ウサギだって同じ気持ちです。

うさぎしつけは《無視・冷静対処・低い声》の方が100億倍効果がある

うさぎしつけは《無視・冷静対処・低い声》の方が100億倍効果がある
「叩かれると信用できなくなるの」

ポイント!
ウサギのしつけは叩くより、「無視」「冷静対処」「低い声」の方が効果的!根気よく続ければ、問題行動が落ち着く可能性が高い。

人間が思っている以上にウサギは賢いです。

爪切りの準備していると、ケージに逃げ込んで「コッチに来るなっ!!」と足ダンするぐらい記憶力もあります。

なので叩いたり怒ったりしなくても、繰り返し冷静にダメだと伝えれば、段々と「あっ、コレはやったらダメなのね」と理解してくれます。

まい

しつけが上手くいかないとイライラしますが、グッと堪えて冷静に対処しましょう。

まい

次で具体的なしつけ方法を紹介しますね。

《問題行動改善》うさぎ叩くよりも効果的なしつけ方法6つ

《問題行動改善》うさぎ叩くよりも効果的なしつけ方法6つ

親バカで申し訳ないですが、我が家のウサギはめちゃくちゃ良い子です。

たまにイタズラもしますが、「噛まない」「粗相しない」「ケージ内で暴れない」など、私に似ずお利口さんに育ってくれています。

ただ今はお利口さんでも、過去にはたくさんの問題行動がありました。

まい

私がどんな対応でウサギの問題行動を改善し、今の関係性になったのか詳しくお話しますね。

※下記のしつけを1つではなく、組み合わせて行うとより効果的です。

しつけ方法
  1. うさぎのワガママは基本無視する
  2. ペナルティとしてケージへ強制連行
  3. 怒鳴るより低い声で「だめ」と叱った方が効く
  4. スリッパで床を叩いて音を出す方が効く
  5. 褒めて褒めまくった方が効く
  6. 叩くよりうさぎと飼い主の上下関係をハッキリさせた方がいい

しつけ①うさぎのワガママは叩くのではなく無視する

しつけ①うさぎのワガママは叩くのではなく無視する
「出してよ!!ガジガジガジ」

しつけ①
ウサギのワガママは無視する。飼い主が反応しなければ、そのうち諦める。ウサギに負けて、かまってしまうのが1番ダメ。

たとえばウサギは「ケージから出たい」「飼い主にかまって欲しい」などの理由で、わざとケージ内で大暴れしたりします。

「夜ウサギに大暴れされて寝れない→仕方ないからウサギをかまう→飼い主寝る→ウサギ暴れる…無限ループ」

上記のようなワガママ要求はよくある話ですが、無視を貫けばそのうち静かになります(我が家のウサギもでした)

まい

暴れるたびにかまっていると「うるさくすれば飼い主がかまってくれる」と学習するので、ひたすら無視が1番効果的ですよ。

しつけ②叩くよりペナルティとしてケージへ強制連行が効く

しつけ②叩くよりペナルティとしてケージへ強制連行が効く
「反省しています…」

しつけ②
イタズラした時は叩くのではなく、ケージへ強制連行した方が効く。「イタズラ→ケージ強制連行」を根気よく繰り返す。

我が家のウサギは基本放し飼い。

仕事で来客がある日などはサークルに入ってもらっていますが、よくサークルを飛び越えて脱走していました(凄まじい脚力です…笑)

でも脱走の度に抱っこしてサークル内ではなく、ケージに強制連行を繰り返していたら、だんだんと脱走しなくなりました。

「脱走=ケージに入れられる」と学習してくれたんです。

まい

強制送還は部屋んぽ中に粗相した時や、飼い主を噛んだ時にも有効ですよ。

しつけ③怒鳴るより低い声で「だめ」と叱った方が効く

しつけ③怒鳴るより低い声で「だめ」と叱った方が効く
「イタズラしてごめんなさい…」

しつけ③
イタズラした時は低い声で「ダメだよ」と短く注意する方が効果あり。怒鳴る必要は一切ない。

普通の声でダメだと言っても、ウサギには「いつも通りの飼い主じゃん♪」とまったく効きません。

いつもより低い声で冷静に「ダメッ」と伝えるのがポイントです。

ただ「低い声で叱る」は効果が低いのか、効かない子にはまったく効きません。

実際に我が家の3代目ウサギの甘噛みをしつけた時は「ダメ」と叱るより、「絶対に噛ませない+無反応で立ち去る」の方が効果的でした。

まい

人間の子供と一緒で、ウサギによって合った叱り方は異なります。様子を見ながら判断してくださいね。

しつけ④叩くよりもスリッパで床を叩いて音を出す方が効く

しつけ④叩くよりもスリッパで床を叩いて音を出す方が効く

しつけ④
スリッパで床を叩くと、ウサギの「足ダン」に似たような効果がある。ウサギが飼い主の「No」を理解しやすい。

ウサギは怒った時に足をダンっと鳴らして、飼い主に怒りを伝えてきますよね。

スリッパで床を叩く音は、ウサギの足ダンに似た音がするので、ウサギに注意を促すのに効果的です。

ウサギが飼い主を噛んだ時などに、スリッパで床をパンっと叩きましょう。

まい

アパートやマンションだと、近隣に迷惑をかける可能性があります。周りに迷惑をかけそうな場合は、「低い声で叱る」「ケージへ強制連行」の方がオススメですよ。

しつけ⑤叩くより褒めて褒めまくった方が効く

しつけ⑤叩くより褒めて褒めまくった方が効く
「オヤツは躾の必需品!」

しつけ⑤
叱るだけではなく、しつけが成功した時にはオヤツを与えて褒める。悪いことをして、何かを要求してきたら応じないのも大事。

ウサギだって怒られてばかりでは嫌になります。

たとえばトイレのしつけや、抱っこ練習を我慢できた時には、オヤツを与えてキチンと褒めましょう。

またウサギが飼い主に「噛む」などの間違った方法で、「遊んで!ナデナデして!」と要求してきても応じてはダメです。

正しいおねだり方法を教えるために、「舐める」「鼻ツンツン」で要求してきた時だけ応じてください。

まい

感覚的な話になりますが、「して欲しいことをするように誘導する」ような気持ちでウサギに接すると、しつけが成功しやすくなりますよ。

しつけ⑥叩くよりうさぎと飼い主の上下関係をハッキリさせた方がいい

しつけ⑥叩くよりうさぎと飼い主の上下関係をハッキリさせた方がいい
「上下関係は信頼関係にも繋がる」

しつけ⑤
ウサギと飼い主の上下関係がキチンとできていると、噛むなどの問題行動はほとんど無くなる。叩くより上下関係を再構築した方がいい。

ウサギは順位付けをするので飼い主がウサギよりも下位だと、ウサギの自己主張がかなり強くなります。

噛んだり、そこらへんにスプレー(オシッコ飛ばし)したりと、攻撃性も上がります。

まい

今ウサギとの関係に悩んでいるなら、「上下関係が崩れている」可能性も1つ視野に入れて関係を改善しましょう。

うさぎに上下関係をしつける方法《下剋上を狙う!?》順位付けで格下認定されない接し方を解説うさぎに上下関係をしつける方法《下剋上を狙う!?》順位付けで格下認定されない接し方を解説

《しつけが上手くいかない方へ》うさぎにしつけをする際の注意点3つ

《しつけが上手くいかない方へ》うさぎにしつけをする際の注意点3つ

私が紹介したしつけを試しても、最初はまったく上手くいかない方がほとんどです。

私自身も過去は失敗の連続でした。

「なぜ、しつけが上手くいかないのか」理由を3つ紹介しますね。

3つの理由
  1. 1回では改善無し!うさぎへのしつけは長期戦を覚悟する
  2. うさぎのしつけには「完璧」を求めすぎてはいけない
  3. うさぎの「本能による行動」はしつけできない

①1回では改善無し!うさぎへのしつけは長期戦を覚悟する

1回では改善無し!うさぎへのしつけは長期戦を覚悟する

注意①
基本的に1回のしつけで、完璧に問題行動が改善するウサギはぼぼいない。しつけは根気よく、長期的に続ける必要がある。

私が紹介したしつけ方法を試しても、1回だけでは改善しないウサギがほとんど!

ちなみに我が家の2代目ウサギの問題行動が始まったのは生後4~5ヶ月頃。

一通り落ち着いたのは生後12ヶ月を過ぎたぐらいでした。

まい

人間も子どもの頃、親に何回も何回も叱られながら大きくなりますよね。

まい

ウサギのしつけも同じような感覚で、毎日根気強く続けるのが大事ですよ。

②うさぎのしつけには「完璧」を求めすぎてはいけない

うさぎのしつけには「完璧」を求めすぎてはいけない
「完璧な人間もウサギもいないよ」

注意②
100%完璧な人間がいないように、100%完璧なウサギもいない。自分の理想をウサギに押し付けすぎない。

我が家の2代目ウサギは「噛まない」「壁かじらない」「粗相しない」「抱っこ大好き」など、すっっごくお利口さんに育ってくれました。

でもいまだに夜中に突然足ダンをする日があったりと、100%完璧ではありません。

まい

上記のように、どんなウサギにも必ず欠点があります。欠点も個性だと思って受け止めてあげてくださいね。

こんな足ダンが前触れもなく、断続的に30分以上続く日があります。ケージの中でやられるとかなりうるさいです。

③うさぎの「本能による行動」はしつけできない

よくある

 

問題行動

しつけの可否
飼い主を噛む
壁などを
齧る
×
トイレの
粗相
スプレー行為
(マーキング)
部屋んぽ中
の粗相
マウンティング
(腰カクカク)
抱っこ拒否

ウサギの性格によっては、しつけできないケースもあります。

スプレー・マウンティング行為は、去勢手術や避妊手術で落ち着く子もいれば、改善しない子もいます。

ウサギの問題行動はしつけ次第で落ち着きますが、壁・柱・コードなどを齧る行為はしつけ不可。

齧る=本能的な行動だからです。

問題行動の種類によっては「しつけ」ではなく「飼い主側の自衛」が必要になります。

まい

ウサギは元野生動物です。人間の都合に合わせて100%行動を変えるのは不可能だと思って、接してあげてくださいね。

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