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「ウサギは雪が好き?雪で遊ばせたり、食べさせたりして大丈夫?」
結論から言うとウサギを雪で遊ばせる・雪を食べさせるのはやめた方がいいです。体に悪影響を与える恐れがあります。
- 雪の冷たさで体調を崩す恐れがある
- 雪はキレイに見えて汚い
- 雪を食べるとお腹を壊す恐れがある
ぶっちゃけ大丈夫な子は大丈夫ですが、体調を崩すウサギもたくさんいます。
わざわざリスクを冒してまでさせる必要性はないので、雪遊びはオススメできないのです。
まい
まい
目次
うさぎは雪遊びが好き?
意外とですが雪遊びが好きなウサギはけっこう多いです(※もちろん嫌いな子もいる)
雪遊びが好きなウサギは雪の上をダッシュしたり、雪を掘ったり…イキイキとした活発な姿を見せてくれるのですが、雪遊びはあまりオススメしません。
最近はYouTube・インスタ・ツイッターなどで、雪遊びするウサギの姿をよく見かけますよね。
「楽しそう。うちの子も雪遊びさせたいな」とか「雪の中で遊ぶ写真を撮りたい」とか思ってしまいますが、雪遊びはウサギにとって負担が大きいです。
個体によっては体調を大きく崩してしまうのでオススメできないのです。
雪の中で自由に遊ばせてあげたくなりますが、暖かな室内で飼い主にナデナデされたりする方がウサギにとっては安全&幸せと言えます。
まい
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うさぎを雪で遊ばせて大丈夫?
ウサギを雪の中で遊ばせるのはオススメしません。体調を崩す恐れがけっこう高いからです。
- 雪で体が冷えて体調不良を起こす恐れあり
- 野生ウサギと違って雪への耐性が少ない
雪遊びをオススメしない理由を詳しく説明していきますね。
雪で体が冷えてお腹の調子が悪くなる恐れがある
雪遊びをするとウサギはお腹の調子が悪くなる恐れがあります。
雪による体の急激な「冷え」がウサギのお腹に大きな負担を与えるからです。
- 雪で体温が下がる
- 室内と室外の寒暖差が大きな負担になる
※「冷え」と「寒暖差」はデリケートなウサギのお腹に負担大!!
ウサギはある程度寒さに強いですが、寒暖差にはかなり弱い生き物です。実際に季節の変わり目は体調を崩すウサギが続出します。
そんなウサギに雪遊びは…リスクが高いとしか言いようがありません(とくに高齢ウサギ・子ウサギは危険!!!)
まい
まい
雪遊びでお腹を壊したうさぎの実例
「雪遊び程度でおおげさな…笑」と思う飼い主さんもいるかもしれませんが、実際に雪遊びでお腹の調子を崩してしまうウサギはいます(例:下痢、軟便、うっ滞など)
その動画ではウサギも楽しそうに(?)走り回っていたので、今回私も飼っているうさぎを散歩に連れ出してみたんです。 (リードをつけて、家の前の広場だけを散歩しました) 最初は少し警戒していましたが、次第に慣れたのか雪の中にモフモフと自分で入って行き、走り回っていたので 『寒くないのかな?冬用に毛もはえかわったし、以外に大丈夫なもんなのかな?』 『久しぶりの外散歩だし嬉しいのかな?^^』と思って見ていました。 が、数分後良く見たら小刻みに震えていました…! 『あわわわ…やっぱ凍えてる(>д<;)』 と、急いで家の中に戻りました。 その後、うさぎも普通に過ごしていたので安心していたのですが、2時間後?くらいに様子を見たらトイレのウンチが下痢状になっていました。
引用元:知恵袋
すべてのウサギが雪遊びで体調を崩すわけではありません。大丈夫な子は大丈夫です。
ただ…自分のウサギも大丈夫とは限りませんよね。体調を崩したら大変なので実験してみるわけにもいきませんし。
まい
まい
飼いうさぎは野生うさぎと比べ雪への耐性が少ない
飼いウサギは野生ウサギと比べて雪への耐性が少ないです。
「野生ウサギは雪の中でも平気で走り回っているじゃん。雪で遊ばせても大丈夫でしょ」と思ってしまいますが、大きな間違いなのです。
野生下のウサギが暮らすのは厳しい自然環境です。寒さが厳しい環境が日常なので自然と雪への耐性がつきますし、弱い個体はすぐに淘汰されます。
一方で飼いウサギが暮らすのは快適な室内なので、野生ウサギと比べると雪の冷たさに慣れていないのです。
人間も鍛え抜かれている人(例:格闘家やプロボクサーなど)と、一般の社会人では肉体的な強さが全然違いますよね。
ウサギも暮らしている環境が異なれば雪への耐性・慣れが変わってくると考えてください。
まい
野生うさぎが雪の中でも元気に走り回れる理由
本来であればウサギは雪の中でも大丈夫な体の作りをしていると言えます。
飼いウサギのルーツである「アナウサギ」は積雪がある国出身です。雪に耐えられるだけの体(保温性が高い毛皮で全身を包んでいるなど)を本来持っています。
実際に「大久野島(ウサギ島)」のウサギ達は元飼いウサギですが、雪の中でもたくましく生きています。
つまりウサギは雪の中でも大丈夫なのですが、飼いウサギは室内で雪の冷たさを知らずに生きています。
体の作り的には大丈夫でも今は人間との生活に慣れてしまっているので、雪でお腹の調子を崩してしまうのです。
まい
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うさぎが雪を食べるけど大丈夫?
ウサギに雪は食べさせない方がいいです。お腹の不調に繋がる恐れがあります。
- 見た目はキレイでも雪は不純物・汚れたっぷり
- お腹の調子を崩す恐れがある
雪を食べさせたらダメな理由を詳しく説明していきますね!
雪は不純物・汚れがいっぱいなのでうさぎに悪影響
雪は不純物・汚れがいっぱいなのでウサギに与えないでください。
雪はキレイに見えますがチリ・ホコリ・工場から排出される粒子などの不純物がたくさん含まれています。
一言にすると「雪は汚い」のでウサギに雪を食べさせてはいけないのです。
まい
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雪を食べるとうさぎがお腹の不調を起こす恐れがある
雪を食べるとウサギがお腹の不調(下痢・軟便・うっ滞)を起こす恐れがあります。
- 雪でお腹や体が冷えすぎてしまう
- 食べ慣れないもの(雪)で腸内環境が不安定になった
- 雪の汚れ・細菌による悪影響(不衛生)
出身が宮崎で全然雪が降らないんだけど、うちの高校の同級生、長野のスキー研修でこっそり持参したかき氷シロップを雪にかけて食べて、深夜に腹痛で病院に搬送されたよ٩( ‘ω’ )و
— ちゅん (@chunramen) January 22, 2018
ウサギのお腹はかなりデリケートです。「たったこれだけで!?」と思うぐらい小さなキッカケで、お腹の調子を崩す子が珍しくありません。
人間でも雪を食べてお腹が痛くなる人がたくさんいるので、人間よりはるかに小さなウサギに雪を食べさせるのは危険なのです。
まい
【結論】うさぎを雪で遊ばせる・雪を食べる動画は多いけどやらない方がいい
ウサギを雪で遊ばせたり、雪を食べさせたりするのは体調不良のリスクが高いです。
わざわざリスクを負ってまでやる必要はないので、ウサギの体を1番に考えるならやめておきましょう。
- 雪で遊ばせる…
お腹の不調を起こす原因になる - 雪を食べさせる…
衛生上の問題がある
SNSって便利ですがたまにとんでもない情報があったりします。例:ウサギに生米を食べさせる、ウサギをお風呂に浮かべるなど(本当です…)
雪遊びに限らず「他の飼い主がやっているから大丈夫」とか、「他のウサギが平気だからうちの子も大丈夫」と思い込まないで色んな情報を見聞きして判断してくださいね。
まい