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「うさぎ去勢後の変化を教えて!性格は変わる?問題行動はなくなる?」
結論から言うと去勢後は性格が穏やかになる子が多いです。
我が家のウサギも攻撃性が減り、マウンティングやマーキングを一切しなくなりました。
ただし中にはまったく問題行動が改善しなかったり、逆に凶暴化したりするウサギも…
まい
- 去勢後の性格変化とは?
- なぜ性格が穏やかになる?
- 凶暴化する原因とは?
目次
うさぎ去勢後の変化は?性格は変わる?
- マウンティングしなくなる
- 先住ウサギと仲良くなる
- スプレーやマーキングをしなくなる
- 布、壁、ケージ、トイレをかじらなくなる
- 甘えん坊な性格に変化した
去勢手術後の変化はウサギによって異なりますが、我が家の3代目ウサギは上記の変化がありました。
順番に詳しく紹介しますね。
①うさぎ去勢後はマウンティングしなくなった
去勢前は出会って5秒で先住ウサギへマウンティングしていたが、去勢後は一切マウンティングしなくなった。
3代目ウサギは2代目ウサギへマウンティングするので、ずっと部屋んぽスペースを分けていました。
でも去勢後に「何か…穏やかになってきた?」とふと思い、一緒に部屋んぽしてみたところ一切マウンティングしなくなっていたんです!!
去勢手術から約20日後の出来事でした。
まい
②去勢後は性格が穏やかになり先住うさぎと仲良くなった
去勢後は2匹仲良く過ごせるようになった。お互いを毛づくろいしたり、常にピッタリ寄り添っていたりする(喧嘩しない)
元々3代目ウサギは2代目ウサギが大好きだったのですが、とにかくマウンティングが酷かったので一緒に過ごすことができませんでした。
でも去勢後はマウンティングしなくなったので一緒に過ごせるようになり、徐々に距離を縮めていって…現在は子供たちに「結婚したんだね」と言われるぐらい仲良しになりました。
③うさぎ去勢後はスプレーやマーキングをしなくなった
去勢後はトイレが100%完璧になった。部屋んぽスペースを広げても粗相しなくなった。
3代目ウサギは部屋んぽスペースを広げると、あちこちにマーキングする縄張り意識が強い子でした。
でも去勢後は部屋んぽスペースを広げても、一切粗相しなくなったんです!!
粗相しなくなったので部屋んぽスペースを徐々に広げて、現在はリビング全体で放し飼いしています。
まい
④うさぎ去勢後は布、壁、ケージ、トイレをかじらなくなった
去勢前は布類や壁などを徹底的にかじり破壊していたが、去勢後はほとんどかじらなくなった。
去勢前の3代目ウサギがかじらないのは「古くなったバスタオル」だけ。
ジョイントマットやカーペットを敷こうものなら、即かじられボロボロにされていましたが去勢後はかじる気配ゼロです。
寒さ対策にバスマットなど温かいものを敷けるようになりました。
まい
⑤うさぎ去勢後は甘えん坊な性格に変化した
去勢後はよくペロペロ舐めてくるようになった。少しだけ甘えん坊になった気がする。
3代目ウサギは元々それなりに懐いている子でしたが、一切ペロペロ舐めてきませんでした。
「性格差があるから、この子は舐めてこない子なんだろう」と思っていましたが、去勢後2ヶ月ぐらい経った頃から舐めウサギへと変貌しました。
もうね…めちゃくちゃ可愛いです。
まい
うさぎ去勢後に性格が変わる理由や原因とは?
- 性ホルモンによる影響が減って穏やかになる
- 縄張り意識が弱まり攻撃性が減る
去勢後に性格が穏やかになるウサギが多い理由は、ズバリ性ホルモンの影響を受けなくなるからです。
もっと詳しく説明しますね。
①うさぎ去勢後は性ホルモンの影響が減って穏やかになる
ウサギは高い繁殖能力を持っているため交尾ができない状態は強いストレスになる。去勢すれば繁殖への欲求がなくなるので穏やかになるウサギが多い。
自然界だと狩られる側のウサギはたくさん繁殖し、たくさんの子孫を残します。
1年中発情期と言っていいぐらい繁殖能力が高い生き物です。そんなウサギが交尾できないのは強いストレスになります。
とくに我が家のようにメスとペアで飼っていると、凄まじいストレスがあると考えた方がいいです。
まい
避妊手術の時にも前述しましたが、ウサギは非常に高い繁殖能力を持っています。ゆえに交尾をしなければ、交尾欲求のストレス状態が常に続くということであり、それにより性格の不安定が生じることがあります。(もちろん未去勢のウサギさんでも落ち着きがある子もいっぱいますよ)。
引用元:アニマルクリニックイスト
②うさぎ去勢後は縄張り意識が弱まり攻撃性が減る
性ホルモンは攻撃性や支配性、縄張り意識、活動性を高める作用がある(参考元:環境省)
去勢で性ホルモンの影響が減った結果、縄張り意識が弱まり攻撃性が減る。
去勢前の3代目ウサギは2代目ウサギのニオイが濃い場所(部屋んぽスペース)に行くと、オシッコでマーキングしていました。
去勢後は一切マーキングしなくなったので、
「3代目ウサギは性ホルモンの影響を強く受けていたんだな」
と私は考えています。
まい
うさぎ去勢後に性格が凶暴化(変わらない)の理由とは?
- 去勢直後は性格や行動に変化がないウサギが多い
- 暴れん坊で凶暴なままのウサギもいる
- マーキングやマウンティングに変化ないウサギもいる
- 甘えん坊なウサギが凶暴化するケースもある
去勢すると穏やかになるウサギが多いと言いましたが変化がなかったり、逆に凶暴化する子もいます。
原因を順番に紹介しますね。
①去勢後少しずつ性格や行動が変化するうさぎが多い
去勢後スグは性格や行動に変化がないウサギの方が多い。
性格や行動の変化は去勢後2週間~3ヶ月かけて徐々に現れる。まだホルモンバランスが安定していないだけ。
我が家の3代目ウサギもですが、性格の落ち着きが出たのは去勢後しばらくしてからでした。
去勢後すぐはとくに変化を感じなかったです。
月日の経過とともに、徐々に「おっ!?落ち着きが出てきた!」と実感するようになりました。
まい
②去勢後も変化なく暴れん坊で凶暴なままのうさぎもいる
去勢後も性格に変化なく、暴れん坊で凶暴なままのウサギもいる。
去勢で改善するのは「性ホルモンの影響で荒々しくなった部分」だけ。去勢しても「元の性格」は変えられない。
実際に元々超神経質で懐きにくかった1代目ウサギは去勢後も神経質なままでした。
機嫌が悪いとケージに手を入れただけで「ブブーッッ!!」とブチギレ、噛み付いてくることもありました。
1代目ウサギのように元から凶暴だったり、暴れん坊だったりする場合は去勢してもあまり変化がない可能性が高いです。
まい
③去勢後もマーキングやマウンティングに変化ないうさぎもいる
去勢後もマーキング、スプレー、マウンティングが改善しないウサギもいる。
去勢による効果には個体差がある。とくに「習慣化」していた場合は、問題行動が改善しにくい。
下記に当てはまると去勢後も問題行動が改善しにくいです。
- 好きなだけマウンティングさせていた
- 粗相の躾をまったくしていなかった
好きなようにさせていると習慣化して、去勢後も癖でやってしまうからです。
ちなみに我が家の3代目ウサギもマウンティングする子だったので、意識してマウンティングさせないようにしていました(手頃なボールを与えないなど)
まい
④去勢後に甘えん坊なうさぎが凶暴化する可能性がある
去勢後に甘えん坊だったウサギが凶暴化するケースもある。
- 去勢手術のトラウマやストレス
- 去勢後の強制給餌や投薬による飼い主への不信感
ウサギと暮らしているとわかりますが、彼らは想像以上に記憶力が良いです。
嫌なことをされると覚えます。
そのため飼い主が近づくと、
「また嫌なことをするんでしょ!!あっちに行って!!」
と素っ気なく(不信感が強い子は噛む)なってしまうのです…
まい
まい