うさんぽは必要?いつから?《脱走・危険・反対》外散歩の時間や頻度や場所を紹介

うさんぽは必要?いつから?《脱走・危険・反対》外散歩の時間や頻度や場所を紹介

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10年以上ウサギ3匹と暮らして感じた「幸せ」と「苦労」をもとに、お悩み解決案を提案します。記事最下部にコメント欄あり。気軽に育兎相談どうぞ。愛玩動物飼養管理士(登録番号241110200号)

「うさんぽは必要?いつから?時間は?外散歩の危険性や反対派の意見も知りたい」

結論から言うとうさんぽデビューはハーネスが着られるようになったらです(生後7ヶ月が目安)

時間は1回30分が目安なのですが…実は楽しいうさんぽにも危険性やリスクがあります。

うさんぽの危険性
  • ノミやマダニの寄生
  • 脱走や迷子の危険(本当に多い…)
  • 猫、犬、カラスなどに襲われる危険
  • 害のある草花の誤飲

ウサギを守るためにはキチンとデメリットを理解・対策した上でうさんぽし、ウサギの様子によってはうさんぽしない選択も必要と考えてください。

まい

今回は「うさんぽのやり方」と「うさんぽの必要性」について熱く語ります。

まい

実際にうさんぽする前に「危険性やリスク」や「賛成派と反対派の意見」もぜひチェックしておいてくださいね。

うさんぽとは?

うさんぽとは?

うさんぽとはウサギを室内ではなく、室外(外)で散歩させる行為の総称です。

うさんぽとは?

公園・庭・土手など室外での散歩を通称うさんぽと呼びます。

  1. ハーネスを着けて散歩する
  2. 外にサークルを設置して遊ばせる

ウサギが脱走しないように配慮した上で行います。

You Tubeやインスタなどで、楽しそうにうさんぽしているウサギをよく見かけるようになりましたよね。

私自身もうさんぽする時がありますし、公園でうさんぽを見かけることもあります。

まい

色んな人がうさんぽさせていると「我が家もした方がいいのかな?」と思ってしまいますが、無理にうさんぽさせる必要はありません。

うさぎにうさんぽは必要なのか?

うさぎにうさんぽは必要なのか?

「お家の中で十分ッスよ」

ウサギにとってうさんぽは絶対に必要ではありません。まったくうさんぽさせなくても問題ないです。

うさんぽが必要ない理由

ウサギの運動量は部屋んぽ(室内での散歩)だけで十分確保できる。うさんぽしなくても運動不足になったり、ストレスになったりしない。

犬と違ってウサギは部屋んぽだけで満足なのでうさんぽはしてもいいし、しなくてもいいのです。

飼い主さんがしたいと思うならすればいい程度に考えてください。

まい

うさんぽはしてもいいですが、する前に危険性やリスクもぜひ知ってください。

まい

毎年うさんぽで大切なウサギを失う人がたくさん出ているからです。

うさんぽの危険性やリスクとは?

うさんぽの危険性やリスクとは?

うさんぽ中のウサギは力いっぱい走り回ったり、穴を掘ったり、砂にゴロゴロしたり…部屋んぽではできない遊びをたくさんできます。

はしゃぐウサギの様子が見られるので飼い主も楽しいです。

これだけ聞くとウサギはうさんぽした方がいいんじゃないかと思ってしまいますが、実際のところうさんぽはメリットよりもデメリット(危険性)の方が多いです。

うさんぽの危険性
  1. マダニの付着
  2. 外敵に襲われる(猫・カラス・犬など)
  3. 遊んでいる子供との接触
  4. 脱走や迷子のリスク
  5. 害のある草花の誤飲
  6. ストレスで体調を崩す

うさんぽするなら上記の危険性をしっかり理解し、対策した上でウサギを外の席へ連れ出す必要があります。

まい

うさんぽの危険性について順番に紹介しますね。

うさんぽでマダニが付着する恐れがある

うさんぽでマダニが付着する恐れがある

屋外(公園・山・草地など)にはマダニが存在するので、うさんぽするとウサギにマダニが付着する恐れがあります。

マダニが怖いのは噛まれた際の痛みではなく、マダニを媒介とする感染症です。

ウサギだけではなく人間にも感染し、重篤な症状を引き起こすケースがあります。

まい

おまけにマダニを駆除する駆虫薬も、ウサギにとって大きなリスクがあります。

実はウサギ用として認可された「外部寄生虫駆除薬」は存在しません。

使用する際は犬猫用に認可された駆虫薬を転用します。用法・用量を間違えればウサギが命を落とす恐れがあります(参考:モネペットクリニック

駆虫薬を使用するかは寄生したマダニの数によります。

まい

もしウサギにマダニがついていても、自分で取るのは絶対にやめてください。マダニの一部がウサギの体内に残ってしまう恐れがあるので、必ず獣医さんに処置してもらってくださいね。

マダニが多いうさんぽ場所はどこ?

マダニが多い場所
マダニが多いのは野山・草むら・ヤブなど草が多い場所。草が生い茂っている場所には、ウサギを近づけないようにするのが大事

マダニはドコにでも潜んでいますし、小さいので「どこにいるか」はまったくわかりません。

ウサギに寄生して血を吸い、大きくなってからようやく気づきます。

1番の対策は「草が生い茂っている場所には連れて行かない」です。

まい

ちなみに自宅の庭にもマダニが潜んでいるケースがあるそうです。我が家には小さな子供もいるので、せっせと除草作業をしています。

うさんぽ中は外敵に襲われる危険がある

うさんぽ中は外敵に襲われる危険がある

うさんぽ中はいきなり外敵に襲われる恐れがあります。

  • 犬がウサギを追いかけてる
  • 空からカラスがウサギを攻撃しにくる
  • 猫が突然ウサギを噛む…etc.

コチラは避けていても向こうから突然襲いかかってくるので、本当に注意して欲しいです。

まい

うさんぽ中は周囲に気をつけ、万が一の時はウサギを即抱っこできるようになっておいてくださいね

犬は可愛いですし私も大好きですが、「うさんぽ中」に限っては注意が必要だと心から思いました…

ある日、散歩していた時に、年配の女性と3歳くらいの女の子が、ビーグルを散歩させに公園に来ました。この時、犬のリードは女の子が一人で握っていました。

いきなり女性の叫び声が聞こえて、振り返ると女の子が犬のリードを離してしまい、一直線に犬がこちらに走ってくるところでした。

ウサギを捕まえようとしたのですが間に合わず、犬がウサギに飛び掛かろうとしたので、私は咄嗟にウサギと犬の間に足を差し出しました。それで犬が止まってくれたので、慌ててウサギを抱き上げ、大事になることはありませんでした。

引用元:知恵袋

うさんぽ中は子供との接触に注意が必要

うさんぽ中は子供との接触に注意が必要

「子供が苦手なウサギが大多数です」

うさんぽ中は周囲で遊んでいる子供に注意してください。

我が家のウサギ達は3人の男児に囲まれて育っているので、子供への耐性がありますが、大多数のウサギは子供が苦手だからです。

まい

子供の大きな声(奇声)に強いストレスを感じるウサギは多いので、なるべく離れてあげてください。下手するとパニックを起こします。

おまけに子供は興味のあるモノには、何にでも近づき手を出します。

実際に私は子供と公園に行った際に5~6人の子供に囲まれている、うさんぽ中のウサギを見かけたことがあります。

まい

ウサギのストレスもですが、「ビックリした拍子にウサギが子供を噛んでしまう危険もあるなぁ」と遠目で見ながら思いました。

うさんぽは脱走や迷子になるリスクが高い

うさんぽは脱走や迷子になるリスクが高い

「付け方が悪いとスグに脱げます」

うさんぽは脱走や迷子のリスクが高いと考えてください。

部屋んぽで見慣れていると思いますが、ウサギは急にダッシュやジャンプをします。

まい

うさんぽ中も気分が乗ってくると急にダッシュしたりするのですが、この時にキチンとハーネスが装着できていないと100%脱げてしまうんです。

脱げた後にダッシュされると、速すぎて人間の足では絶対に捕まえられません。

運良く見つけられればいいですが…悲しいことに脱走したまま見つからない子は多いです。

まい

脱走や迷子の話はしょっちゅう耳にします。途中で脱げないように、しっかりとハーネスを装着してくださいね。

うさんぽ中に害のある草花を誤飲する恐れがある

うさんぽ中に害のある草花を誤飲する恐れがある

「とくに花壇には要注意!」

外の世界にはウサギが食べてはいけない野草・花が生えているので、うさんぽ中に誤飲すると中毒症状を起こす恐れがあります。

「ウサギは本能で食べてはいけない草花がわかるでしょ」と思うかもしれませんが、判断できるのは野生で育っているウサギだけです。

人間に育てられたウサギは「食べて良い・悪い」の判断できません。興味があれば毒性があったとしても食べてしまいます。

まい

基本的に「キレイな花が咲く植物はすべて毒」と考え、とくに花壇には近づかないようにしましょう。

我が家のウサギも庭にある草花を食べます。ウサギが遊ぶスペースには花を植えられません。

うさんぽのストレスで体調を崩す危険がある

うさんぽのストレスで体調を崩す危険がある

「うさんぽが苦手な子もいる」

人間にもインドア派・アウトドア派がいるように、うさんぽを好まないウサギもいます。

  • ハーネスを強烈に嫌がり暴れる
  • 地面におろした途端パニックを起こす
  • 散歩のストレスで体調不良になる
  • パニック後に脱走し迷子になる

もしかすると何度か散歩を繰り返すうちに、うさんぽに慣れてくるかもしれません。

でも私は「嫌がるウサギにうさんぽを強要する」のは反対派です。

うさんぽはウサギにとって「必要不可欠なもの」ではありません。

しなくてもいい行為を強要するのは「アルコールの飲めない人に、アルコールを強要するようなもの」だと感じるからです。

実際に今一緒に暮らすウサギはうさんぽ好きですが、ハーネス嫌いだった1代目ウサギには1度もうさんぽさせていません。

ウサギは元々ストレスに弱い生き物。

強いストレスを受けると体調を崩す子も多いです。

まい

ウサギの性格によっては「うさんぽをしない選択」をしてあげてくださいね。

うさんぽは反対?賛成?

うさんぽは反対?賛成?

「色んな意見を見聞きして欲しいの」

実は…うさんぽには賛否両論があります。

  • うさんぽは危険!絶対にやったらダメ
  • 安全に配慮した上でうさんぽするなら良い
  • うさんぽしたいけどウサギの性格的にしていない…etc,

うさんぽする・しないを決める前に、賛成派・反対派の方の意見をぜひ見聞きして欲しいです(とくに反対派の意見!)

まい

うさんぽに賛成派の意見、反対派の意見を集めたのでザッと目を通してください。

うさんぽ賛成派の意見

うさんぽ反対派の意見

結局うさんぽはしない方がいいの?

結局うさんぽはしない方がいいの?

まい

あくまで私の意見ですが聞いてください。

私はうさんぽの危険性を理解し、いざという時にウサギを守れるのであれば、「うさんぽしてもいい」と考えています。

賛成派か反対派か聞かれたら「賛成派寄り」です。

ただ賛成派寄りではあるのですが…飼い主の承認欲求を満たすためにウサギを連れ回すうさんぽには反対です。

私の意見
  • 長時間ウサギを連れ回す
  • SNS映えを狙って無茶をする
  • 暑い(寒い)中ウサギを連れ回す
  • うさんぽのデメリットを理解していない

上記のうさんぽについては否定的です。

ウサギを楽しませるというより、

  • 飼い主同士の交流が目的
  • 飼い主が楽しむためのイベント参加
  • いかにSNS映えさせるか

に注力しているのを見ると、疑問に思ってしまうのです。

まい

うさんぽの是非については飼い主さんの考え方次第なので、100%正しい回答はできないです。

まい

ただ1つ確実なのは「自分の欲を優先し、ウサギの負担を考えられない」ならうさんぽはやめておきましょう。

うさんぽデビューのやり方

STEP.1
うさんぽする場所を決める

うさんぽの場所(公園、土手、庭)

うさんぽする場所は主に自宅の庭、公園、土手などの広い所を選んでください

  • 車がすぐ側を行き交う道路
  • 歩行者が行き交う歩道

ウサギは急に飛び出たりするので、狭い道路や歩道は危ないからです。

まい

庭以外でうさんぽする場合は「除草剤がまかれていない、野良猫が少ない、犬の散歩マナーが良い公園や土手」を選ぶのも忘れないでくださいね。

STEP.2
寒くもなく暑くもない日を選んでうさんぽする

寒くもなく暑くもない日を選んでうさんぽする

うさんぽに最適な季節は春と秋です。

  • 真夏…脱水症状を起こすリスクが高い
  • 真冬…寒さから体調を崩す恐れがある

ちなみに我が家のウサギがお庭でうさんぽデビューしたのは春です。

まい

庭の芝生やクローバーの上をゴキゲンでダッシュしていましたよ。

STEP.3
うさんぽに必要なものを準備する

うさんぽに必要なものは主にハーネス、キャリー、水です。

うさんぽに必要なもの
  • ハーネス
  • サークル(庭でハーネスなしでうさんぽする場合)
  • キャリー
  • 給水ボトル
  • おやつ

庭でうさんぽする場合はハーネス(またはサークル)だけでOKです。

公園や土手でうさんぽする場合はハーネス、キャリー、水、多少の食料を用意してあげてくださいね。

まい

ハーネス(またはサークル)なしでうさんぽすると、ほぼ100%脱走するので絶対にやめてくださいね。

STEP.4
うさぎにハーネスを着せる

うさぎにハーネスを着せる

ウサギにハーネスを着せる時に大事なのは、「アジャスターの調整」です。

ウサギがハーネスを着た時に、ウサギとハーネスの間に指が1本入るぐらいに、アジャスターを調整してください。

まい

アジャスターの調整が甘いと、ウサギがダッシュした時にハーネスが脱げてしまうので注意してくださいね。

STEP.5
うさぎをキャリーに入れて公園や土手へ連れて行く

うさぎをキャリーに入れて公園や土手へ連れて行く

庭でうさんぽする場合はキャリー不要ですが、公園や土手などでうさんぽする場合は必ずキャリーに入れてください。

抱っこでうさんぽに連れて行くと、ウサギが急に暴れた時に落として怪我させてしまう恐れがあるからです。

まい

移動する際は必ずウサギをキャリーに入れてくださいね。

STEP.5
うさんぽの時間は徐々に長くする

うさんぽの時間は徐々に長くする

うさんぽの時間は徐々に長くするのをオススメします。

ウサギによっては外の世界に強いストレスを感じ、パニックを起こす恐れがあるからです、

まい

1回目のうさんぽはウサギが外の世界に強いストレスを感じないか様子見する程度にし、2回目以降から徐々にうさんぽ時間を伸ばしてあげてくださいね。

STEP.6
うさんぽ後はブラッシングして清潔にする

うさんぽ後はブラッシングして清潔にする

帰宅後はうさんぽ中に付いた汚れをブラッシングでキレイにします。

この時にウサギの体にマダニがついていないかチェックするのもお忘れなく!

まい

うさんぽから帰ってからしばらくは、ウンチやオシッコに異変がないか気にかけてあげると更に安心ですよ。

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