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「ウサギが1日に飲む水の量は?水の与え方は?飲みすぎや、飲まない原因も知りたい」
結論から言うとウサギが1日に飲む水の量は1kgあたり50~100mlです。
24時間いつでも水が飲めるように、水道水を給水ボトルや皿に入れてケージに設置してあげてください。
ウサギは健康状態などによっては水を飲みすぎたり、逆に飲まなくなったりします。
季節などの条件も関係しますが、飲みすぎ・飲まないのは何かの異常サインである可能性が高いです。
一昔前はウサギに水を飲ませると死ぬなんて言われていましたが迷信です。むしろしっかりと水を飲んでもらった方がウサギの病気予防に繋がります。
記事内で詳しく説明しますがウサギは体質的にも、水分摂取が大事な生き物と考えてください。
まい
まい
目次
うさぎと水の重要な関係性
重要ウサギが健康に過ごす上で、水は重要な役割を持ちます。
水は栄養や酸素などを体中に運んだり、老廃物を外に排出したりと生命維持に欠かせない存在です。
これは人間も同じなのですが、ウサギは体質的にも水分摂取が非常に大事な生き物と言えます。
うさぎは他の動物と比べカルシウムを体内に取り込みやすく、過剰に排出されたカルシウムが尿として排泄される時、尿道で蓄積されたカルシウム成分が結晶化をはじめます。それが結石にかわると尿道が石により塞がれ、尿が出せない状態が起こります。この場合、緊急手術が必要となる可能性もあるでしょう。
引用元:日本動物医療センター
うさぎは人間とは大きく異なる独特なカルシウム代謝をしています。
そのため多くの哺乳類ではカルシウムの尿中排泄率はが2%以下であるのに対して、ウサギの場合は45〜60%と高濃度です。
しっかりと水分摂取して、排出を促す必要があります。
まい
まい
うさぎが1日に飲む水の量はどれくらい?
ウサギが1日に飲む水の量は1kgあたり50~100ml、あるいは120mlです(参考元:よくわかるウサギの食事と栄養p77)
水分摂取量の平均値は大体これぐらいですが個体差がありますし、季節・食事内容などによっても増減します。
平均値を上回る量を飲むウサギもいます。たとえば体重1.5kgのウサギが1日350ccの給水器をカラにするほど飲むなど。
平均値で考えれば異常な量ですが、体は至って健康そのものだったりします(※もちろん病気のケースもある)
つまり個体差が大きいので平均値を上回る=異常とは限らないわけですが、念のため平均値を上回るようであれば獣医さんに1度相談してくださいね。
- 夏は冬と比べて水分摂取量が増える
(暑いので水をよく飲む) - 生野菜をたくさん食べるウサギは水分摂取量が少ない
(野菜から水分を摂取するため)
ちなみに我が家のウサギたち(1.8kgと2.1kg)は、2匹で1日に平均420mlぐらい飲みます。けっこう多いですよね。
冬は飲む量が減りますが「体は小さいのに、よく飲むなぁ」といつも思います。
まい
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うさぎに水を飲ませると死ぬって聞いたけど本当?
ウサギに水を飲ませると死ぬ説は大きな間違いです。
なぜ間違った説が広がったのかというと、一昔前のウサギの飼育環境や食事に理由があります。
昔はウサギ専用グッズが少なく、水はテキトーな皿に入れて置いておくのみでした。
ウサギが走り回るとスグに水がこぼれてしまうような環境だったので、低体温や不衛生さで亡くなる子が多かったです(外飼育も多かった)
昔は野草や野菜クズでウサギは飼育されていました。
草類で充分な水分を摂取できていたため、更に飲み水で水分摂取させると下痢するウサギが多かったです。
つまり飼育環境が悪くてウサギは死んでいたのですが、当時はウサギの情報が少なくて1つの間違いが出回るようになりました。
(間違いの噂)水を与えるとウサギが早く死ぬ=水が悪い=水を与えると死ぬ、これがウサギに水を与えたらダメと言われる噂の元です。
ちなみに平成2年生まれの私が小学生の頃は、小学校(母校)のウサギ小屋に一切水がなかったですし、エサにペレットなんてありませんでした。
まい
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水の与え方
水の与え方は水道水を何かに入れてケージ内に設置するだけですが、色々と疑問がありますよね。
「水道水で本当にいいのか?」とか「水入れは何がいいのか?」とか…私も悩んだ経験ありです。
- ウサギが飲める水の種類は?
- 水入れの種類は?
- ウサギが飲みやすい水入れの高さは?
実体験をまじえながら水の与え方について詳しく紹介するので、よかったら参考にしてください。
うさぎが飲める水の種類
ウサギが飲める水の種類は7つあります。
基本的には水道水で充分ですが、塩素などが気になるなら汲み置きの水や湯冷ましがオススメです。
- 水道水
- 汲み置きの水
- 湯冷まし
- 浄水
- ウォーターサーバー(要注意!!)
- ミネラルウォーター(要注意!)
- ペット用の水
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう!
水道水
水道水はウサギが飲める水です。
日本の水道水は病原菌、無機物質、重金属、一般有機化学物質、農薬などを検査する細かな水質基準が規定されています。
安全性が高く、世界でも数少ない「水道水がそのまま飲める国」でもあるので、ウサギが飲んでもまったく問題ありません。
まい
汲み置きの水
水道水の塩素(カルキ)が気になるなら、汲み置きした水を与えるのがオススメです。
カルキ抜きのやり方は、水道水をなるべく口の広い容器(洗面器など)に入れて、一晩放置するだけです。
太陽光に当てた方が効果が高いと言われています。
水道水は衛生面を配慮して塩素が残るようにしてあります。
もちろん健康に支障はない量ですが、心配なら汲み置きしてカルキ抜きしてくださいね。
まい
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湯冷まし
水道水のカルキだけではなく、トリハロメタン(発がん性があると言われている)も気になるなら湯冷ましがオススメです。
ヤカンや鍋でお湯を沸かし、沸いたら蓋を開けて換気扇を回しながら10分以上弱火で沸騰させます(※)
そのまま与えると熱すぎるので、常温になってからウサギへ与えてくださいね
※沸騰時間が5分程度逆にトリハロメタンが増えるのでご注意を!
発がん性があると言われると不安になりますが、「ヒトが一生飲み続けても健康影響が現れない量」しか含まれていません(参考元:内閣府食品安全委員会)
過度に気にする必要はない量と言えます。
まい
浄水器の水
浄水器の水はウサギが飲める水です。
浄水器の性能にもよりますが水道水に含まれる塩素や、トリハロメタンなどが除去された状態の水が出ます。
「汲み置きや煮沸は面倒だけど、塩素などを除去した水をウサギに与えたい」なら浄水器の水がオススメですよ。
まい
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ミネラルウォーター
ウサギがミネラルウォーターを飲めるかは意見がかなり分かれます。
軟水であれば与えていいとする意見もあれば、ミネラルウォーターはすべて与えない方がいいとする意見もあるからです。
外国産によく見かけられる、カルシウムなどのミネラル分がより豊富なタイプ(硬水)は、うさぎさんにはあまり適さないともいわれていますので、ミネラル分が少ないタイプ(軟水)を選んでいただければよいと思います。
引用元:うさぎのしっぽ
ではミネラルウォーターはというと、一般的に軟水と硬水の二種類に分けられますが、どちらもカルシウム塩やマグネシウム塩などのミネラル成分が含まれています。特に軟水に比べ硬水はミネラル分が非常に豊富で、うさぎに与えるお水としては適さないため与えるのは控えた方がいいでしょう。
引用元:日本動物医療センター
ウサギは体内にカルシウムを取り込みやすい体質をしています。
カルシウムなどのミネラル分が豊富な水を過剰摂取すると結石などのリスクが上がるため、ミネラルウォーターは避けた方がいいと言われているのです。
まい
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ウォーターサーバーの水
ウサギがウォーターサーバーの水を飲めるかは、水の種類によります。
一般的にウォーターサーバーの水はミネラルウォーターまたは、純水(特殊なろ過をした水)などです。
純水であれば不純物がほぼない状態なのでウサギも飲めますが、前述した通りミネラルウォーターについては賛否が分かれます。
まい
小動物用の水
小動物用の水はウサギが飲める水です。
加熱処理をせずに、逆浸透(R.O)システムで水分子のみを丁寧に抽出した「カルシウム分が少なく、天然原水に限りなく近い水」だからです。
1本200円近くしますがウサギに安心して与えられます。
まい
うさぎ用の水入れ種類
ウサギ用の水入れは主に3種類あります。
衛生面で考えると1番のオススメは給水ボトルですが、好むウサギが多いのは皿タイプです。
- 給水ボトル
- 受け皿付き給水ボトル
- 水入れ皿
それぞれのメリット・デメリットと、実際に使ってみた感想を紹介していきますね。
給水ボトル
給水ボトルはウサギ用の水入れで1番よく使われています。
ウサギによっては使い方を教えないと飲んでくれませんが、衛生面で考えると1番オススメです。
水が食べかす、抜け毛、排泄物、ほこりなどで汚れにくいです。個人的には「水が汚れている」と感じた経験ゼロです。
ウサギがいつでもキレイな水を飲めます。ひっくりかえってウサギの体が濡れる心配もありません。
- 飲み口部分が洗いにくい
(定期的なつけ置き洗浄必須) - 高齢になると飲みづらくなる可能性あり
- 皿タイプと比べるとしっかり飲めない
(という声もある) - 水が突然出なくなることがある
- 使い方がわからず飲めないウサギがいる
(使い方を教える必要あり)
(水換えごとに水が出るか確認必須)
水入れ皿で育ったウサギは給水ボトルを上手に使えない子が多いです。
飲み口をつついて水が出るのを見せたり、飲み口に果物の汁をつけて舐めさせたりして、水が出るのを教えてあげてくださいね。
受け皿付き給水器
最近人気なのが受け皿付きの給水ボトルです(皿から飲めるタイプ)
ウサギが受け皿で水を飲んだ分だけ、ボトルの方から水が補充されます。
給水ボトルと比べると水は汚れやすいですが、ウサギが自然な姿勢で水が飲めるのが大きな特徴です。
- ウサギが水を飲みやすい
(高齢ウサギにも優しい◎) - 給水ボトルより好むウサギが多い
- 給水ボトルで飲まない子でも飲む可能性大
- ウサギがしっかりと水を飲める
(実際に水分摂取量は増える◎)
- 抜け毛などの異物が混入しやすい
- 給水ボトルと比べると水が汚れやすい
- こまめな水替えが必要
(水アカが生じやすい…) - 掃除が面倒
(定期的なつけ置き洗浄必須) - 顔周りが濡れやすい
ウサギの健康と水分摂取は密接な関係にあります。
例を挙げるとしっかり水分摂取しているウサギは結石やうっ滞など、病気リスクが軽減します。
衛生面の問題はありますが「皿タイプの方がウサギの健康に良い」との意見が増えていますし、私自身もこまめに水交換できるなら皿タイプはオススメだと考えています。
水入れ皿
積極的にはオススメしませんが、水入れ皿もウサギの水入れに使えます。
固定式じゃないと100%ひっくり返されてしまうので、もし水入れ皿を使うなら固定式を選んでくださいね。
- ウサギが水を飲みやすい
(高齢ウサギにも優しい◎) - 給水ボトルより好むウサギが多い
- 給水ボトルで飲まない子でも飲む
- ウサギがしっかりと水を飲める
(実際に水分摂取量は増える◎) - めちゃくちゃ洗いやすい
(細かい部品がない◎)
- 抜け毛などの異物が混入しやすい
- 水が汚れやすい
- こまめな水替えが必要
(最低1日5回) - 顔周りが濡れやすい
我が家では給水ボトルの補助として水入れ皿を設置しています。
以前私が就寝中に給水ボトルから水が出なくなって、朝起きてヒヤリとした経験があるからです(冬で良かった…)
まい
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うさぎが水を飲みやすい水入れの高さ
ウサギが水を飲みやすい高さは、ウサギが4本足で立った時の口元に給水ボトルの飲み口がくる位置です。
水を飲むときに不自然な体勢にならない位置に給水ボトルを設置します。
大体の位置を決めたらとりあえず給水ボトルを設置し、ウサギが飲む時の様子をチェックします。
飲みやすそうにしていればそのままでいいですし、「ん?飲み辛そうかも…」と感じたら高さを微調整してくださいね。
まい
まい
うさぎの水の与え方に関する注意点とは?
水の与え方は単純に「最低1日1回水を交換して、ケージに設置するだけ」ですが、いくつか注意点があります。
- 給水ボトルは水が出るか毎回確認する
- 1日1回は必ず水を交換する
- 定期的に洗浄殺菌する
- 水分摂取量を把握しておく
(大体でOK!)
とくに水分摂取量は大体でいいので、「うちの子は平均どれくらい飲んでいるのか?」は把握しておいた方がいいです。体調不良の早期発見に繋がります。
まい
給水ボトルは水交換ごとに水が出るのか先端を押して確認
給水ボトルで水を与えるなら交換ごとに先端のボール部分を押して、水が出るか必ず確認してください。
給水ボトルはウサギが金属のボールを舐めることで水が出ます。
つまりボールが動かなければ水が出ないのですが、たまにボトル内に空気が入ってボール部分がまったく動かなくなるんです…
飼い主がこの状態に気づかないまま寝たり、長時間外出したりするとウサギはその間水が飲めません。
熱中症になってしまう恐れなどがあるので、本当に気を付けてください。
まい
水入れや給水ボトルの水は最低1日1 回は交換する
給水ボトルなら最低1日1回、皿タイプの水入れは1日に3~5回は水換えをしてください。
給水ボトルだと比較的汚れにくいですが、皿タイプは抜け毛やなどで水が汚れやすいです。
水が減っていなくてもこまめに交換してあげてくださいね。
まい
水入れや給水ボトルは定期的に洗浄殺菌する
水入れは毎日洗い、スポンジが届かない細かい部分は定期的につけ置きで洗浄してください。
キチンと洗っていないと雑菌などが繁殖して不衛生ですし、ウサギにも悪影響を与えるからです。
当院では過去の症例の経験と文献より、ペットの餌入れと水入れの洗浄は
引用元:菜の花動物病院
お湯や水だけでなく 食器用洗剤を用いて隅々までよくこすって洗い、よくすすぐようお勧めしています。
それは、お湯や水だけでは 容器に付着した菌の塊を落とすことができないからです。
不潔な食器は場合によっては口の中や呼吸器の感染症、下痢、鳥なら嗉嚢炎などを引き起こしてしまいます。
人間用の食器用洗剤でも大丈夫なので洗剤でしっかりと洗い、よくすすいでくださいね。
スポンジでこすれない部分(給水ボトルの先端部分)に関しては、つけ置きで洗浄すると汚れがキレイに落ちますよ。
まい
まい
うさぎが毎日どれくらい水を飲んでいるのか観察しておく
大体で良いのでウサギが毎日どれくらい水を飲んでいるのかを把握しておきましょう!
ウサギはストレスがあったり、体調が悪かったりすると水分摂取量に変化が出ます。
普段の水分摂取量を把握していれば「ん?飲みすぎかも」とか「あれ?全然飲んでいない」など、異変にすぐ気づけるのでオススメなのです。
まい
水分摂取量が変化する原因の大部分は「季節の変化によるもの」ですが、ウサギからの病気サインである可能性がゼロではないです。
まい
うさぎの水分摂取量が変化するのはなぜ?
ウサギの水分摂取量が変化する大部分の原因は「季節(温度変化)」です。
人間と一緒で暑かったり、寒かったりすると飲む水の量が変化するのですが、病気・ストレスサインである時もあります。
それぞれの原因を詳しくお伝えしますね。
うさぎが水を飲みすぎる原因とは?
ウサギが水を飲みすぎる原因は気温・食事内容・ストレスが大きく関係します。
- 暑い
- 繊維質が多い食事
- 妊娠や授乳中である
- 強いストレスがある
上記に該当しないウサギや、過剰に飲みすぎるウサギ(1㎏あたり120ml以上)病院へ連れて行ってください。
何らかの病気で水を飲みすぎている可能性があるからです。例:腎不全など
まい
うさぎは暑いと水を飲む量が増える
ウサギは暑いと水を飲む量が増えます。
人間も夏と冬を比べると、夏の方が水分摂取量が増えますよね。
ウサギも同じで暑くなってくると、自然と水分摂取量が増えるのです。
まい
まい
繊維質が多い食事だと水を飲む量が増える
ウサギは繊維質が多い食事だと水を飲む量が増えます。
牧草をよく食べるウサギは水もよく飲む子がかなり多いです。
まい
「大丈夫かな?」と心配になりますが、食事内容としてはかなり良いです。
しっかりと食物繊維と水分を摂っていると、ウサギのお腹の動きが良くなります。
結果的にウサギの病気で多い(うっ滞)の予防にもなるので、過剰でなければ心配する必要はありません。
まい
妊娠・授乳中のうさぎは水を飲む量が増える
妊娠・授乳中のウサギは水を飲む量が増えます。
- ホルモンの影響
- 代謝が活発になる
- 赤ちゃんに栄養を送るため
簡単に説明するとお腹の子ウサギのために、自然と水分を欲するようになるからです。
まい
まい
強いストレスがあると水を飲む量が増える
ウサギは強いストレスがあると水を飲む量が増えます。
- 急激な環境の変化
(引っ越す、多頭飼い、騒音) - 急な食事内容の変化
- 飼い主の過剰なスキンシップ…etc.
避けられない変化(例:工事の音)もあるので、ストレスを完全ゼロにするのは正直難しいです。
ストレス完全ゼロに躍起になるより「極端に強いストレスが続く状態は避ける」のと、「なるべく安心する環境を作る」が大事です。
まい
まい
過剰に水を飲みすぎるうさぎは病院を受診した方がいい
ウサギが水を飲みすぎる原因がわからなかったり、過剰に飲みすぎたりする場合は病院を受診しましょう!
何らかの病気(例:腎不全、糖尿病など)の可能性がゼロではないからです。
ウサギが1日に飲む水の量は1kgあたり50~100ml、あるいは120mlが平均です。
この数値を上回っている場合は水分摂取量が多いと言えるので、1度獣医さんに診てもらいましょう!
平均よりも水分摂取量が多くても異常がないウサギはたくさんいます。
でも一方で腎不全を起こしているウサギがいるのも事実です。
まい
まい
うさぎが水を飲まない原因とは?
ウサギが水を飲まない原因の大部分は気温・食事内容・給水ボトルにあります。
- 寒い
- 生野菜をたくさん食べている
- 給水ボトルの使い方がわからない
- 給水ボトルの使い方がわからない
- 給水ボトルを買い替えた
- 給水ボトルの高さが合っていない
- 給水ボトルの飲み口は合わない
- 高齢で給水ボトルだと水が飲めない
上記に該当しないのにウサギが水を飲まない場合は、病院へ連れて行ってください。
痛み・体調不良・病気で水を飲めない状態である可能性が高いからです(私自身も経験)
まい
うさぎは寒いとあまり水を飲まない
ウサギは寒いと水を飲む量が減ります。
人間も冬と夏を比べると、冬の方が水分摂取量が減りますよね。
ウサギも同じで寒くなると、水分摂取量が自然と減るのです。
まい
まい
生野菜をたくさん食べているからあまり水を飲まない
生の野菜や野草をたくさん食べているウサギはあまり水を飲まなくなります。
野菜類から水分を摂取しているので、その分水を飲む必要がなくなるからです。
とくにあまり牧草を食べず、生の野菜類ばかり食べているウサギは水分摂取量が少ない傾向が強いです。
まい
まい
給水ボトルの使い方がわからないから水を飲まない
給水ボトルの使い方がわからないウサギは、水を飲みたくても飲みません。
「嘘でしょ!?」と思うかもしれませんが、今までずっと皿で水を飲んでいたウサギは給水ボトルを知らないので、水の出し方がわからないからです。
- ウサギの目の前で飲み口をつついて水が出るのを見せる
- 飲み口に果物の汁をつけて舐めるように誘導する
大体のウサギは水の出し方を教えれば水を飲むようになりますが…使い方を理解できなかったり、給水ボトルを嫌がったりするウサギもいます。
まい
買い替えた給水ボトルが気に入らないから水を飲まない
ウサギは買い替えた給水ボトルが気に入らないと水を飲みません。
人間からすると同じように見える給水ボトルでも「これ、何か違う」と謎のこだわりを発動して、意地でも給水ボトルを使わないからです。
「最近給水ボトルを買い替えた」なら可能性として非常に高いです。
まい
まい
給水ボトルの飲み口が体格に合っていないから飲まない
ウサギは飲み口が体格に合っていないと飲みにくいので、ウサギを水を飲まないです。
- 一生懸命ボールを舐めているのに水が出づらい
- 逆に水が出すぎて飲みにくい
理由は真逆ですが飲みづらいと「これ、嫌だ」と給水ボトルを使ってくれなくなるんです…
まい
私のうさぎの初期のボトルと同じようなものを使っていらっしゃるので回答させていただきます。 飲み口が小さいからじゃないでしょうか? 私はうさぎ専門店で言われて変えてみたらビンゴ!!すぐに飲んでくれるようになりました。
引用元:知恵袋
ウチのうさぎも最初なかなか飲んでくれなくて、タッパーに変えようかと思いました。どうやら飲み口が小さくて出が悪かったようで、少し零れるけど出が良いものにしたら飲んでくれるようになりました。
引用元:知恵袋
高齢で給水ボトルが使いづらくて水を飲まない
ウサギは高齢化すると給水ボトルが使いづらくなって、水がうまく飲めなくなります。
人間も年をとると筋力の衰えなどで、徐々にできないことが増えていきますよね。
ウサギも同じで給水ボトルを飲む姿勢が取りづらくなってしまうので、あまり水を飲まなくなるのです。
まい
まい
手術やケガの痛み・ストレスで水を飲まない
ウサギは手術後やケガ後は高確率で水を飲まなくなりま。
痛みやストレスで水を飲みたくても飲めないからです。
- 水を皿に入れて置いておく
- シリンジで口内に水を流し込む
- 野菜類で水分補給させる
まずは皿に水を入れて様子見し、飲まなければシリンジで水を与えてください。
シリンジだとうまく水を与えられない時は野菜類で水分補給できますが、あくまで応急処置です。
水分不足が怖いので1度病院に相談してくださいね。
まい
まい
【暴れる嫌がる】うさぎ薬の飲ませ方は?シリンジで投薬するコツは?飲まない時の対処法も解説
水を飲まない原因に該当しないうさぎは病院を受診する
私が今まで紹介した水を飲まない原因に該当しないウサギは病院を受診してください。
病気・痛み・体調不良でお水が飲みにくい(または飲めない)状態である可能性が高いからです。
- ケージの隅で丸まって動かない
- 食欲不振
- 糞や尿の量に変化がある
- 尿の色が普段と大きく異なる
- オシッコをしづらそうにする
- オシッコしようとしているのに出ない
水を飲まなくなる症状が出る病気はたくさんあるので、「何の病気なのか?」については断言できません(代表的なのはうっ滞)
1つ確実なのはこのまま放置していると、手遅れになる可能性が高いことです。必ず獣医さんに診てもらってください。
まい
まい
うさぎが水分不足になるとどうなる?
ウサギは水分不足なると様々な体調不良を起こします。
水分が不足すると脱水症状、血液の濃度が濃くなる、老廃物が排出できなくなる、胃腸の動きを悪くする…など体に悪影響を与えるからです。
- 熱中症
- うっ滞
お腹の不調(ガスなどが溜まる) - 腎不全
体内の老廃物が体内に溜まる - 尿石症
尿路に結石ができる - 膀胱炎
細菌感染による膀胱の炎症 - 高カルシウム血症
膀胱内に泥状のカルシウムが大量に沈殿
※上記は可能性が高い病気の例です。参考程度に考えてくださいね。
大事なのは清潔な水をいつでも十分に飲める環境です。
給水ボトルは飲みやすいのか、キチンと飲めているのか今一度確認しましょう。
もし給水ボトルだと飲みにくいなら水入れ皿や、受け皿付き給水ボトルを検討するのも大事です。
まい
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