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「ウサギが食べられる野草や雑草は?与え方(いつから・量)は?」
結論から言うとウサギに野草を与えるのは生後3~4か月以降です。
薬効が強い野草に関しては少量、その他野草に関してはウサギの様子を見ながら飼い主が調整して与えます。
- 本来の食事に近い食べ物
- 生牧草の代用にできる
- 味覚や食欲を刺激
- 食物酵素が含まれる
野草はウサギにとってメリットが多い食べ物ですが、害のある草もあります。
野草採取する時は写真としっかり見比べ、どうしてもわからない時は与えない判断も大事です。
まい
まい
目次
うさぎに野草や雑草を与えるメリットとは?
ウサギに野草を与えるメリットは「経済的かつ健康に良い」です。
簡単にまとめると野草はウサギのオヤツ(副食)に最適なので、ぜひぜひ取り入れてください。
- 本来の食事に1番近い
- 味覚や食欲を刺激する
- イネ科雑草は生牧草の代用になる
- 食物酵素を摂取できる
- 健康で経済的なオヤツになる
ウサギに野草(雑草や木の葉含む)をもっと詳しく紹介していきますね。
野草はうさぎ本来の食事に1番近い
野草はウサギ本来の食事に1番近いです。
山の中などに生えている草(野草類)を主食としている。秋や冬、野草が乏しい季節には落ち葉や樹皮を食べて飢えをしのぐ。
ウサギが元々食べていたもの=ウサギの体質に合っていると言えます。
まい
旬の野草でうさぎの味覚や食欲を刺激できる
旬の野草はウサギの味覚や食欲を刺激してくれます。
とくに食欲不振時に野草は大きな力になってくれる可能性が高いです。
- 旬の野草は栄養がたっぷり
- いつもと違った食材で味覚を刺激
- 単調になりがちな食生活の良い刺激になる
- 美味しい野草で食欲アップ
(好むウサギは多い) - 食欲不振から脱却するキッカケになる
我が家の2代目ウサギは手術後の食欲不振で水さえ飲めない状態でしたが、タンポポだけは唯一食べられました(おかげで食欲不振から回復!)
コレは我が家だけではなく食欲不振時でも野草だけは食べられたり、野草がキッカケで食欲が戻ったりするウサギはかなり多いんですよ。
まい
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イネ科雑草は生牧草の代わりにできる
イネ科雑草は生牧草の代わりにできます。
実は!ウサギが食べる牧草は雑草として自生していたりします。たとえば庭でよく見かける「ギョウギシバ」はバミューダグラスです。
国内に元々あった牧草だけではなく、牧草として輸入したものが野生化しているケースが多いようです(参考元:国立環境研究所)
牧草として栽培されていない種類でも、イネ科に分類される雑草はウサギが食べられます。
もちろん雑草なので管理栽培されている牧草と品質は異なりますが、万が一震災などで牧草が手に入らない時の緊急食糧にもなるのでオススメです。
まい
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生の野草にはうさぎに嬉しい食物酵素が含まれる
生の野草には食物酵素がたっぷり含まれています。
食物酵素とは食べ物の消化・吸収を高める働きがあるなど、お腹の病気をしやすいウサギにとって嬉しい作用があります。
食物酵素は食べ物が持つ「自らを分解する」働きを持つ酵素であり、食物酵素を含む食事により得られます。
引用元:うさぎ用品とケア専門店ココロのおうち
食べ物をしっかりと消化しその栄養をしっかりと吸収するにはこの食物酵素の十分な供給が必要となります。
野草で食欲が回復するウサギが多いのは、食物酵素によって食べ物の消化・吸収が良くなるのも関係します。
野草は普段から与えるのもオススメですが、とくにお腹の調子を崩しやすい時期(梅雨や季節の変わり目など)には積極的に取り入れたい食材と言えますね。
まい
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野草は健康で経済的なうさぎのおやつになる
野草はウサギと飼い主にとって理想的なオヤツと言えます。
- 0円で手に入る上にウサギが超喜ぶ
- 砂糖・小麦・炭水化物の配合ゼロ
(加工オヤツと比べ安心) - 低カロリー
- 食べる時によく咀嚼する
(歯の健康に良い)
ウサギは粗食に適した体をしているので、実は甘いオヤツがあまり良くありません。例えば果物、チュール、クッキー、ボーロなど。
甘い食べ物の与えすぎは肥満だけではなく、お腹の不調や歯の異常(虫歯など※)に繋がる恐れがあるからです。
※本来ウサギは虫歯になりませんが、糖分摂取が多いとリスクはゼロではありません。
まい
うさぎが食べられる野草・イネ科雑草・木の葉の種類一覧表
ウサギが食べられる野草・イネ科雑草・木の葉はいっぱいあります。
まずは食べられる種類をザっとご覧ください。
たんぽぽ、ノゲシ、クローバー、レッドクローバー、オオバコ、ハコベ、ナズナ、ヨモギ、カラスノエンドウ、クズの葉
メヒシバ、オオアワガエリ、カモガヤ、スズメノカタビラ、ギョウギシバ、芝生、ホソムギ、カラスムギ、エノコログサ、ササ
文字だけだとわからない野草が多ですよね。
ウサギが食べられる野草類をすべて写真付きで紹介するので、ぜひぜひ野草探索に出かけてください。
※注意 ここで記載する効果効能は主に人で言われているものです。ウサギと人は同じ哺乳類なので共通する健康効果があるとは思いますが、参考程度にお考えくださいね。
野草の効果効能
ウサギが食べられる野草は色んな種類がありますが薬効が高く、生薬やサプリメントに使われているものが多いです。
野草をオヤツとしてだけではなく、薬効を期待してウサギの食生活に取り入れるのもオススメですよ。
たんぽぽ、ノゲシ、クローバー、レッドクローバー、オオバコ、ハコベ、ナズナ、ヨモギ、カラスノエンドウ
身近で手に入りやすく、大喜びで食べるウサギが多い野草を9種類紹介しますね。
タンポポ(キク科)
タンポポはウサギが食べられる野草です。セイヨウタンポポも与えて問題ありません。
葉にはタンパク質、ビタミンA、ビタミンC、カリウム、カルシウムが豊富です。目に良いサプリメントとして知られている「ルテイン」が花や葉に含まれています。
作用としては利尿作用、血糖降下、抗菌、食欲増進、消化促進、健胃、抗炎症、血液の浄化などがあります。
まい
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ノゲシ(キク科)
ノゲシ(別名:ハルノノゲシ)はウサギが食べられる野草です。ノゲシよりも大きなアキノノゲシも与えて問題ありません。
ノゲシには浄血、解毒、解熱の作用があります。
腫れ物、胸焼け、神経や目の強壮に用いられる野草でもあります。
まい
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クローバー(マメ科)
クローバー(別名:シロツメクサ)はウサギが食べられる野草です。
止血・去痰。鎮静などの作用がありますが、与えすぎると鼓腸(腸管内に異常にガスがたまった状態)になる恐れがあります。
与えすぎには注意してくださいね。
まい
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レッドクローバー(マメ科)
レッドクローバー(和名:ムラサキツメクサ)は、ウサギが食べられる野草です。
名前で何となく予測できると思いますが、クローバーの遠縁です。
血液浄化、利尿、去痰、強壮、抗けいれん、栄養補給、抗潰瘍などの作用があります。
まい
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オオバコ
オオバコはウサギが食べられる野草です。近縁のヘラオオバコも与えて問題ありません。
ビタミンC、ビタミンA、ビタミンKが豊富に含まれています。
収斂、止血、鎮痛、消炎、抗菌、抗ウィルス、抗腫瘍、抗酸化、体内粘膜の潤滑、鎮咳、利尿などの作用があります。
まい
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ハコベ(ナデシコ科)
ハコベはウサギが食べられる野草です。
鳥のエサとして与えることからヒヨコグサ、チックウィードとも呼ばれます。
まい
安全性の高い野草と言われていますが、ハコベは初見だと「どれがハコベなのか?」が非常にわかりにくいです…
とにかく特徴が少ないので私も見分けられるようになるまで時間がかかりました。
まい
ナズナ(アブラナ科)
ナズナはウサギが食べられる野草です。
種子の入ったハート形の袋が三味線のバチに似ていることからペンペン草とも呼ばれます。
抗菌、殺菌、利尿、消炎、収斂、止血、強壮、血圧降下、血流促進、解熱、子宮収縮などの作用があります。
まい
ヨモギ
ヨモギはウサギが食べられる野草です。
草餅として食べたり、傷口に貼られたりした経験がある方は多いんじゃないでしょうか。
抗菌、消炎、鎮痛、収斂、止血、血行促進、血圧降下などの作用があります。
まい
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カラスノエンドウ(マメ科)
カラスノエンドウはウサギが食べられる野草です。
小さい頃にピーピー豆で笛を作りませんでしたか?あれがカラスノエンドウです。
血行促進・健胃・去咳・去痰・利尿作用・消化促進・整腸作用などがあります。
ヨーロッパではカラスノエンドウを消化促進、利尿、解熱の民間薬として用いているそうですよ。
まい
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クズの葉(マメ科)
クズの葉はウサギが食べられる野草です。
色んなところに生えていますが、とくに河原や土手に群生しているのをよく見かけます。
3枚の小葉が一組になっていて、触るともしゃもしゃした感じがするのが特徴です。
血行促進・解熱・鎮痛の他、消化器官の働きを良くする作用などがあります。
まい
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イネ科雑草(生牧草の代用)
庭、公園、土手などでよく見かけるイネ科の雑草はウサギが喜ぶごちそうになります。
真冬以外は何かしらのイネ科雑草が生えているので、ぜひ野草探索してみてください。
メヒシバ、オオアワガエリ、カモガヤ、スズメノカタビラ、ギョウギシバ、芝生、ホソムギ、カラスムギ、エノコログサ、ササ
身近で手に入りやすいイネ科雑草を11種類紹介しますね。
注意:イネ科雑草を与える時は葉のみにしてください。穂は必ず取り除きましょう。
メヒシバ
メヒシバはウサギが食べられるイネ科雑草です。
「庭の厄介者」の代表格とも言える雑草で、どこにでも生えています。
穂先が特徴的な雑草ですし、「あっ!見たことある!」と思った方は多いんじゃないでしょうか。
オオアワガエリ(別名:チモシー)
オオアワガエリ(別名:チモシー)はウサギが食べれるイネ科雑草です。キヌイトソウとも呼ばれます。
密集した丸い穂先が特徴的です。
日本全国に分布する雑草ですが、私自身は見かけたことがありません(気づいていないだけかも…)
カモガヤ(別名:オーチャードグラス)
カモガヤ(別名:オーチャードグラス)はウサギが食べられるイネ科雑草です。
わりとよく見かける雑草ですよね。
パサパサっとした小花がいくつもついた穂先をしています。
スズメノカタビラ
スズメノカタビラはウサギが食べられるイネ科雑草です。
横に広がって生えるのが特徴で、わりと湿った場所を好みます。
表現が下手くそで申し訳ないのですが、「葉と葉の間に穂が混じるような生え方をしている」のも特徴的です。
ギョウギシバ(別名:バミューダグラス)
ギョウギシバ(別名:バミューダグラス)はウサギが食べられるイネ科雑草です。
茎が地表を這うように伸るのが特徴で、節ごとに葉をつけます。見た目は芝生に近いです(実際に芝生にも用いられる)
学校の校庭などの草の少ない乾燥した裸地や、海岸でよく見かける雑草です。
芝生(別名:トールフェスクなど)
芝生はウサギが食べられる草です。
もともと芝生は牧草から転葉したイネ科植物なので、ウサギが食べてもまったく問題ありません。
- トールフェスク
- イタリアンライグラス
- ケンタッキーブルーグラス
- バミューダグラス
※その他の芝生についてはご自身で調べるか、与えない方が安心です。
ただし!!与えるなら自宅の芝生だけにしてください。
公園などの芝生は高確率で何らかの薬剤がまかれていたりするので、ウサギに悪影響だからです。
まい
ホソムギ
ホソムギはウサギが食べられるイネ科雑草です。
茎が直立し、1~2cmの小さな穂がたくさんついているのが大きな特徴的です。
どこにでも生えている雑草なので「知ってるよ!」って方は多いと思います。
カラスムギ
カラスムギはウサギが食べられるイネ科雑草です。
茎から垂れ下がった、トゲ感のある小さな穂が特徴的です。
見たら「おっ、こりゃカラスムギだ!」とスグにわかります。
エノコログサ(別名:猫じゃらし)
エノコログサはウサギが食べられるイネ科雑草です。
丸く、密集した穂先をしています。
エノコログサと聞くと「ん?」と思うかもしれませんが、「猫じゃらし」ならピンとくる人は多いんじゃないでしょうか。
まい
ササ
ササはウサギが食べられるイネ科雑草です。
河川周辺などによく生えています。
かなり手が切れやすいので採取の際はご注意ください。
まい
イネ科雑草の穂が出ていない時は葉の形に注目しよう!
イネ科雑草の穂が出ていない時期は、葉の形や質感に注目して見分けてください。
イネ科雑草は葉先がとがっていて、触るとザラザラしている種類が多いです。
他にも葉耳と葉舌など見分けるポイントはいくつかあるのですが…かなりわかりにくいです。
葉の形や質感をよ~くチェックし、どうしてもわからない時は「採取しない」をオススメします。
まい
木の葉の効果効能
野草が乏しい時期の野生ウサギは木の葉も食料とします。
野生の名残なのか木の葉を好んで食べるウサギは意外と多いんですよ。
ビワの葉、クワの葉、クリの葉ケヤキの葉、クヌギの葉、ブラックベリーの葉。
ウサギが食べられる木の葉の種類と、効果効能を紹介しますね。
※木の葉は乾燥させているものを前提としています。
ビワの葉
ビワの葉はウサギが食べられる木の葉です。
鎮咳、去痰、利尿、健胃などの作用があります。
「実」も食べられますが未成熟な実には中毒成分(アミグダリン)が含まれるので、見分けられない場合は与えない方が安心です。
まい
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クワの葉
クワの葉(マルベリー)はウサギが食べられる木の葉です。
解熱、鎮咳、血圧降下、利尿、抗酸化などの作用があります。
葉に含まれるペクチンやオリゴ糖は腸内細菌のエサになります。
まい
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その他食べられる木の葉
その他ウサギが食べられる木の葉はクヌギの落ち葉、ケヤキの落ち葉、クリの葉、ブラックベリーの葉などがあります。
基本的には広葉樹であれば食べられるようですが、飼育書に「ウサギが食べられる」と明記されているのは上記ぐらいでした。
色々と食べられる種類はあるものの食べさせて大丈夫とは言い切れないので、飼育書に「与与えて大丈夫」と記載してある植物のみにしておいた方が安心ですよ。
まい
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うさぎが食べてはいけない野草や雑草一覧表
ウサギが食べられない野草類はたくさんあります。
正直にお伝えすると多すぎて書ききれないので、飼育書などに「ウサギが食べられる野草」と記載されているもの以外は与えないでください。本当に危険なんです…
観葉植物全般、アジサイ、アサガオ、カタバミ、オシロイバナ、クサノオ、シロザ、スギナ、タカトウダイ、ドクゼリ、ニチニチソウ、ツリフネソウ、ノポロギク、ヤマブキソウ、イチョウ、ヒガンバナ、あやめ、パンジー、チューリップ、スイセンなど。
嘔吐、けいれん、昏睡、皮膚炎、神経麻痺、呼吸困難、よだれ、胃腸障害、下痢など。
1つの目安として観賞用の花・植物や、キレイな花を咲かせる草には厳重注意してください。
ウサギにとって有毒な種類が多いからです(とくに観賞用の花・植物は危険!!!)
まい
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野草や雑草の与え方
野草の与え方は薬効の強い種類は少量にとどめ、その他種類は体重にあった量を与えるのがオススメです。
生後3か月以降に少しずつ与え始め、ウサギの様子を見ながら量を増やします。
- あげるのはいつから?
- 量はどのくらい?
- 与える頻度は?
- エサは野草だけでもいい?
更に詳しく野草の与え方について説明しますね
うさぎに野草をあげるのはいつから?
ウサギに野草を与えるのは生後3か月まで待ってください。
できれば生後3か月半~4か月以降だと更に安心です。
盲腸の微生物叢が安定する生後3ヶ月までは、細菌性腸炎(下痢)をおこしやすい時期です(引用元:オダガワ動物病院)
お腹が安定していない生後3か月未満のウサギにハーブを与えると下痢する恐れがあるからです。
実際に「お迎えしたばかりのウサギに生の葉野菜を与えたら下痢した」なんて話をよく耳にします。
下痢から数時間後に急死する子ウサギが本当に多いので、生後3か月未満の子には与えないでくださいね。
まい
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うさぎにあげていい野草の量はどのくらい?
ウサギに与えていい野草の量は体重1kgあたり1/2~1カップ程度が目安です(参考元:san diego house rabbit society)
ウサギがしっかりと牧草を食べているのであれば、野草の量を増やしても問題ありません。
ただし薬効が強い野草は少量にとどめ、同じ種類の野草ばかり与えるのは避けてくださいね。
たんぽぽ、ノゲシ、クローバー、レッドクローバー、オオバコ、ハコベ、ナズナ、ヨモギ、カラスノエンドウ、クリの葉、クワの葉、ビワの葉、ブラックベリーの葉、クズの葉など。
【注意事項】薬効が強いので与えすぎると、お腹がガスが溜まったりする恐れがあります。サプリメント感覚で少量だと安心です。
毎日1種類の野草を与え続けていると栄養が偏ったり、病気を誘発したりする恐れがあります(例:結石など)
日替わりで色んな野草を与えるか、1回に複数種類の野草をバランスよく与えるのがオススメです。
我が家の場合だと薬効が強い野草・イネ科雑草・野菜を混ぜて与えています。
【ある日のメニュ】ヨモギ、メヒシバ、ニンジン葉、クローバー、ブラックベリーの葉、バジル。
今のところ食欲の塊なぐらい健康です。
まい
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うさぎに野草をあげる頻度は?
野草はウサギに毎日与えて大丈夫です。我が家も草が生えている時期は毎日与えています。
野草の薬効に期待して与える場合は5日与えたら2日休むのサイクルが推奨されています(参考元:よくわかるウサギの食事と健康p71)
あくまで「薬効に期待する場合のみ」なので、適量であれば毎日与えて問題ありません。
まい
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うさぎは野草だけでもいい?
理論的には野草だけでウサギを飼えますが、現実問題かなり難しいです。
ウサギの健康に悪影響を与える恐れもあるのであまりオススメしません。
- 時期によっては雑草がほとんど採れない
- 野草が毎日大量に必要となる
- 栄養過多または不足になりやすい
- 献立を考えるのが大変すぎる…etc.
ウサギが1日に必要とする栄養などを満たすには、大量の野草が必要となります。
たとえば写真ぐらいの野草量(でかい水切りボール1杯分)では全然足りません。つまり量を確保すること自体が難しいのです…
今のところウサギの健康を守るには食べ放題の牧草、適量のペレット、オヤツ(副食)に野草類が1番理想的です。
最終的に決めるのは飼い主さんですが、もしやるならしっかりと知識を身につけた上で、間違っても「そこら辺の草をあげとけばいいでしょ」だけはしないでくださいね。
【悪影響説】うさぎにペレットはいらない?野菜と牧草だけで飼育する方法や注意点を紹介
うさぎの野草や雑草を採取する際の重要チェックポイント!
ウサギに野草はオススメとお伝えしましたが、採取の際はいくつか注意点があります。
- 殺虫剤や除草剤がまかれていないか?
- 犬猫の糞尿がかかっていないか?
- 虫がついていないか?
- 採取禁止場所ではないか?
- 食べられる野草に似た毒草ではないか?
野草は健康的とお伝えしてきましたが、場合によっては野草がウサギに悪影響を与えます。
安全な野草を採取できない環境下にあるなら、ウサギのために野草採取はやめておいた方がいいです。
まい
野草採取場所に殺虫剤や除草剤がまかれていないか?
ウサギの野草を採取する場所は、殺虫剤や除草剤がまかれていない所を選んでください。
「いやいや、当たり前でしょ」と思うかもしれませんが、安全そうで実は安全じゃない場所が多いんです…
田んぼや畑の周りや、公園や土手は殺虫剤・除草剤・農薬がまかれている可能性があります。
殺虫剤・除草剤・農薬がかかった野草はウサギに大きな悪影響を与えるのでご注意ください。
田んぼ周辺は農家さんが定期的に除草剤をまいている姿をよく見かけます。
整備された公園や土手はキレイな状態を保つために、何かしら薬剤をまかれている可能性が高いです。
田んぼ周辺と、整備された場所は基本的に避けた方が無難ですよ。
まい
野草に犬猫の糞尿がかかっていないか?
ウサギの野草を採取する際は犬猫の糞尿に注意してください。
犬や猫が何かしらの病気を持っていた場合、糞尿を通してウサギに感染する恐れがあるからです。
野草を採取する時は「野良猫が多い場所や、犬のお散歩コースは避ける」をオススメします。
まい
野草に虫がついていないか?
ウサギの野草を採取する時は、葉に虫がついていないか必ずチェックしてください。
葉の表についていなくても、葉の裏には虫がついていることが多々あります。
ウサギは気づかず、そのまま口にしてしまうので飼い主側が厳しくチェックしてあげてくださいね。
まい
野草の採取が禁じられている場所ではないか?
ウサギの野草採取は採取が禁止されていない場所で行ってください。
「ココは大丈夫でしょ!」と思ったら、案外禁止されている場所だったりするからです。
- 空き地…誰かの所有地である可能性が非常に高い
- 公園…雑草であっても持ち出し禁止としている公園もある
- 山…誰かの所有地である可能性が非常に高い
許可されていない場所での野草採取はトラブルになる可能性が高いです。
野草を採取していい場所なのかわからない時は、公園の管理人などに問い合わせてくださいね。
まい
食べられる野草に似ている毒草ではないか?
ウサギの野草を採取する時は、食べられる野草に似た毒草に注意してください。
食べられる野草に似ていたり、何となく食べられそうに見えたりする有害な野草がかなり多いからです。
正解は1枚目がクローバーです。わりと似ていますよね。
誤ってウサギに毒草を食べさせてしまうと中毒症状を起こしたり、急死したりする恐れがあります。
「確実にコレは〇〇!」と判断できる野草以外は採取しないようにしましょう。
まい
まい
うさぎに安全安心な野草をあげたいなら自家栽培がおすすめ
ウサギに100%安全安心な野草をあげたいなら自家栽培がオススメです。
自家栽培なら毒のある野草と間違えたり、動物の糞尿で汚染されたりするリスクがゼロだからです。
まい
「庭がないんだけど…」という方はベランダ栽培や、室内栽培すればOKです。
思っているより簡単なのでぜひぜひチャレンジしてくださいね。
まい