最新記事 by 男児3人+ウサギ3匹の母(まい)愛玩動物飼養管理士 (全て見る)
- 【健康重視】うさぎ用ペレットのおすすめランキング!選び方を愛玩動物飼養管理士が解説 - 2023年2月4日
- 【助けて】うさぎの体調不良サインとは?隠すって本当?具合悪い時の仕草・行動・原因を解説 - 2022年12月24日
「ウサギに肉球がないのはなぜ?理由は?肉球っぽいのが指にあるけど違うの?」
結論から言うとウサギに犬や猫にような肉球はないですが、品種によっては前足の指に小さな肉球がある個体ならいます。
肉球は高い所からジャンプする際のクッション、木登りをする際の滑り止め、物を掴むなどの役割を持っています。
ウサギはというと生息地域・習性・採食方法的に、これらの役割が必要ないので肉球が発達しなかったのです。
<<肉球がない理由の詳細チェックする
ウサギの足裏は肉球の代わりに被毛で覆われているので飼育環境に注意してください。
肉乳がないので骨折しやすい・ソアホック(足裏のハゲ)になりやすいからです。
まい
まい
目次
うさぎに肉球はあるの?
ウサギは基本的に肉球がありませんが、品種によっては指に小さな肉球がある個体もいます。
- 犬や猫のような肉球はない
- ピンクの皮膚は肉球ではなくハゲの可能性あり
- 指に小さな肉球がある個体もいる
※見分けられるように実際の足裏画像・ハゲ写真・肉球写真をお見せします!
「ウサギに肉球はあるのか?」について詳しく見ていきましょう!
うさぎに犬や猫のような肉球はない
ウサギに犬や猫のような肉球はありません。
足裏は被毛でビッシリと覆われています。
写真のように毛がフサフサしている状態が正常な足裏です。
「…あれ?肉球がない!!」と心配になりますが、ウサギは肉球がないのが普通なので安心してくださいね。
まい
【画像】ピンクの皮膚は肉球ではなくソアホックの可能性あり
ウサギの足裏に肉球に見えるピンク色の皮膚があったらソアホックの可能性を疑ってください。
ソアホックとは足裏の毛が脱毛し、ハゲ・炎症・タコが生じる病気です。写真をお見せするのでまずはご覧ください。
初めてソアホックを見ると色的に「…肉球かな?」と勘違いしてしまいやすいですが病気サインです。スグに病院へ連れて行ってあげてくださいね。
まい
【闘病体験】うさぎのソアホックの治し方と対策とは?足裏の赤い炎症・はげる・タコ・初期症状・おすすめ床材を紹介
【画像】前足の指に小さな肉球があるうさぎならいる
ウサギに肉球は基本ありませんが、前足の付け根に小さな肉球がある種類・品種もいます。
私はてっきりウサギに肉球はないと思い込んでいたので、初めて肉球を見つけた時は「皮膚病だ!!」と思って病院へ駆け込みました。
病院で獣医さんに見せたら「あぁ、これは肉球ですね。何もしなくていいです」と言われて衝撃を受けたのを今でも覚えています。
まい
肉球があるうさぎの種類・品種とは?
肉球があるウサギの種類はミニレッキスとホーランドロップです。他にも肉球がある種類もいるかもしれませんが代表的なのはこの2種類です。
ホーランドロップとミニレッキスであっても肉球がない個体もいます。
更に言えばネザーランドドワーフでも、ミニウサギでも肉球がある個体もいるので結局のところ「肉球があるか・ないかは個体による」と言えます。
まい
まい
うさぎに肉球がないのはなぜ?理由は?
ウサギに肉球がない理由は元々の生息地域・習性・食事方法的に肉球が必要ないからです。
肉球がなくても大丈夫だから発達しなかったと言えます。
- 生息するのは森林や草原
- 耳で体温調整する
- 狩りをしない
- 物を掴む必要がない
だからウサギは肉球が必要ない!!
※様々な要因が関係するのであくまで代表的な理由としてお考えください
ウサギに肉球がない理由(なくても大丈夫な訳)について詳しく紹介しますね。
うさぎは森林や草原に生息するので肉球が必要ない
ウサギに肉球がない1つ目の理由は生息場所的に肉球が必要ないです。
肉球は高い場所からジャンプしたり、走ったりする時のクッション・滑り止めの役割を持っています。
飼いウサギのルーツであるアナウサギは森林や草原に生息しています。木の上・崖などの高いかったり、滑ったりするような場所には住んでいません。
土の上は柔らかいですし、滑るような場所でもないのでウサギは肉球がなくても大丈夫なのです。
うさぎは耳で体温調整するので肉球が必要ない
ウサギに肉球がない2つ目の理由は汗をかかないので肉球が必要ないです。
肉球には体温を調整する役割があります。犬や猫などは肉球から汗を出して体温を上手に調整します。
ウサギは主に耳で体温調整します。汗もかきません。
ウサギの耳は暑いと熱くなり(耳内側の皮膚が赤くもなる)、寒いと冷たくなります。耳で体温調整できるので肉球が必要ないのです。
うさぎは狩りをしないので肉球が必要ない
ウサギに肉球がない3つ目の理由は狩りをしないので肉球が必要ないです。
肉球には足音を消す役割があります。肉食動物は肉球で足音を消し、獲物にソッと近づきます。
ウサギは完全草食性なので狩りを一切しません(ひたすら草を食べる)
ウサギは足音を消すどころか、危険が迫った時に後ろ足をダンダン踏み鳴らして仲間に危険を知らせます。
音を消す必要がないので肉球も必要ないのです。
うさぎは物を掴まないので肉球が必要ない
ウサギに肉球がない4つ目の理由は物を掴まないので肉球が必要ないです。
肉球を食べ物などを上手に掴むための役割があります。物を持ったり、掴んだりする動物は肉球が発達している個体が多いです。
ウサギは生えている草・落ちている葉っぱなどを食べるので、物を掴むといった行為を一切しません。そのまま直で食べます。
たとえばチンチラやハムスターは肉球があるので上手に物を掴みますし、食べ物を手で持って食べます。
でもウサギは物を掴む必要が一切ないので肉球も必要ないのです。
まい
まい
うさぎの足裏は肉球ではなく被毛に覆われているから飼育に注意が必要.!
ウサギの足裏を守るのは肉球ではなく被毛です。
自然界で生きるウサギであれば被毛だけで十分なのですが、飼育下のウサギの場合は飼育環境に注意しないと「骨折」などのトラブルが発生する恐れがあります。
- 被毛は肉球ほどのクッション性がない
- 被毛は肉球ほどの滑り止め効果がない
- 足裏への負担でソアホックになりやすい
「なぜ注意しないといけないのか?どうやって対策すればいいのか?」について詳しく説明しますね。
うさぎの被毛は肉球ほどのクッション性がない
ウサギの被毛は肉球ほどのクッション性がありません。部屋んぽ中に高い所からジャンプした際に衝撃で骨折する恐れがあります。
「嘘でしょ!?」と思うかもしれませんがウサギは肉球がない上に、骨がもろいのでちょっとした高さからジャンプして骨折する事故が多い動物なんです…
まい
まい
うさぎの被毛は肉球のような滑り止め効果がない
ウサギの被毛は肉球のような滑り止め効果がありません。かなり滑りやすいです。
部屋んぽ中にダッシュした際に滑って頭を強打したり、骨折してしまう恐れがあります。
まい
土の上と違って足裏に負担がかかるのでソアホックになりやすい
人間の住環境はウサギの足裏に大きな負担を与えるのでソアホック(足裏のハゲや炎症)になるやすいです。
ウサギは土の上で生活するのに適した足裏をしています。土の上は柔らかいので、肉球がなくても問題ありません。
一方で人間の住環境はフローリングの家庭が多いですよね。土と違って硬いのでウサギの足裏に大きな負担をかけてしまうのです。
まい
まい
肉球がないうさぎにはフローリングが大敵!必ずマットを敷こう
ウサギの部屋んぽスペースには必ずマット(絨毯類など)を敷きましょう。
肉球がないウサギにとってフローリングはツルツル滑る・足裏に大きな負担をかける危険なものです。
フローリングにマットがあると滑り止め・クッションになり、骨折などのトラブルを防いでくれるので敷いてあげてくださいね。
まい
まい
【比較口コミ】うさぎ部屋んぽ床材を齧る・滑る・粗相…悩み別おすすめマットを紹介
うさぎの肉球に関するよくある質問Q&A
ホーランドロップに肉球はある?
ホーランドロップは肉球があると言われている品種ですが、ある子いればない子もいます。あってもなくても異常ではないので安心してくださいね。
.【画像でわかる】ウサギに肉球ってあるの?足裏ってどうなっているの?.」
ミニレッキスに肉球はある?
ミニレッキスは肉球があると言われている品種ですが、ある子いればない子もいます。あってもなくても異常ではないので安心してくださいね。
.【画像でわかる】ウサギに肉球ってあるの?足裏ってどうなっているの?.」
ネザーランドドワーフに肉球はある?
ネザーランドドワーフはとくに肉球があるとは言われていない品種ですが、肉球がある子もいます。あってもなくても異常ではないので安心してくださいね。
.【画像でわかる】ウサギに肉球ってあるの?足裏ってどうなっているの?.」
ミニウサギに肉球はある?
ネザーランドドワーフはとくに肉球があるとは言われていない品種ですが、肉球がある子もいます。あってもなくても異常ではないので安心してくださいね。
.【画像でわかる】ウサギに肉球ってあるの?足裏ってどうなっているの?.」
【まとめ】うさぎは基本肉球はない!指に肉球がある種類でもほぼ機能していない
ウサギに肉球は基本的にありません。足裏はフサフサした被毛で覆われています。
ウサギの生息地域・習性・採食方法的に肉球が必要なかったので発達しなかった
肉球があるウサギもいますが、肉球がほとんど機能していません。自然界のウサギと比べると飼育下のウサギは足のトラブルが起きやすいと言えます。
肉球がないので滑りやすい・衝撃をダイレクトに受けやすい。部屋んぽ中に骨折、頭を強打、ソアホックのリスクがある。
ウサギにとってフローリングは大敵です。ウサギが安心して遊べるように、部屋んぽスペースにはマット類を敷いてあげてくださいね。
まい