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「部屋んぽ中にウサギの事故やケガが多いって本当?安全に遊ばせるための対策も知りたい!」
結論から言うと部屋んぽ中に不慮の事故・ケガは意外と多いです。
よくあるのは飼い主が誤ってウサギを踏む、誤飲、骨折、感電、頭を強打、脱走です。ちょっとしたケガで済めばまだ良いのですが、今後の生活に支障が出るようなケガをしたり、亡くなってしまったりするケースも…。
<<部屋んぽ中によくある事故・怪我とは?危険な実例を紹介
ウサギにとって部屋んぽは楽しいひと時ではありますが、不慮の事故・ケガの危険とも隣り合わせです。
しっかりと対策をして安全に、のびのびと遊ばせてあげてくださいね。
<<部屋んぽ中の事故を予防する方法は?安全に遊ぶための対策を紹介
まい
まい
目次
実は危ない!部屋んぽ中に事故・ケガするうさぎが意外と多いことを知っておこう
あまり周知されていませんが、部屋んぽ中に不慮の事故によって怪我をするウサギは意外と多いです。
もしかすると今この記事を読んでいる飼い主さんも「大なり小なりヒヤッとした経験」があるのではないでしょうか。
まい
ヒヤッとするだけならまだ良いですが、事故・怪我によってはウサギの体に障害が残ったり、最悪の場合は死に至ったりするケースもあります。
「えっ、怖い…」と不安になった飼い主さんもいるかもしれませんが、
- どんな事故・怪我のケースがあるのか?
- どういった対策をすればいいのか?
上記を知ればリスクは大幅に軽減できるので、私が持っている情報を全力で共有しますね。
まい
うさぎの部屋んぽ中によくある事故・怪我とは?危険な実例を紹介
実例をもとに部屋んぽ中のよくある事故・ケガを紹介します。
「部屋んぽにはどんなリスクや危険があるのか?」が知りたい飼い主さんはザザっと目を通してくださいね。
- 飼い主が誤ってうさぎを踏む
- 食べてはいけないものを誤飲
- 不慮の事故で骨折
- 家電製品のコードをかじって感電
- 何かにビックリした際に頭を強打
- サークルを脱走した際にケガ
では更に詳しく「どんな事故・ケガがあるのか?原因は何なのか?」について順番に見ていきましょう!
部屋んぽ中の事故1.飼い主が誤ってうさぎを踏む
部屋んぽ中のよくある事故1例目は、飼い主が誤ってウサギを踏む・蹴るです。
身に覚えがある飼い主さんは多いと思いますが、ウサギっていつの間にか足元にいたりします。
- 飼い主の足元でクルクル走り回ってじゃれつく
- オヤツやペレットに反応してダッシュで駆け寄ってくる
- 飼い主をストーカーする(行く先々についてくる)
- 飼い主の側でゴロンしてくつろぐ
注意して見ていれば大丈夫なのですが、本当に気づかないうちに足元にいる時があるので、うっかり踏んでしまいそうになるんですよね…
まい
まい
部屋んぽ中の事故2.誤飲
部屋んぽ中のよくある事故2例目は食べてはいけないものの誤飲です。
飼育下のウサギは基本的に食べて良いもの・ダメなものを区別できません。
「あっ!!美味しそう」とか「食べられそうだな」と思ったら食べてしまいます。
うさぎの異物誤飲について 2歳のメスのネザーランドドワーフを飼っているものです。今日部屋んぽをしていたら、うっかり置いてしまっていた輪ゴムを1つと半分を食べてしまいました(;_;)少し目を離してしまったのがいけなかったです。それからずっとお腹がギュルギュル鳴っていてすぐ病院に行きたいんですけど、泊まり込みの仕事が2日あって友達や母にも頼めないので最短でも行くのが2日後になってしまいす。調べたら痛みを我慢してるかもしれないとでてきました。病院に行くまで大丈夫ですかね(;_;)
引用元:知恵袋
よくある誤飲はビニール類・ゴム・プラスチック類・紙類・段ボール類です。
- 窒息
- 呼吸困難
- お腹の調子が悪くなる(うっ滞)
誤飲してもウンチと一緒に出てくれれば良いのですが、出てこずに上記のような状態になる可能性もあります…
まい
まい
部屋んぽ中の事故3.骨折
部屋んぽ中のよくある事故3例目は骨折です。
ウサギの骨は人・犬・猫などと比較するとずっと軽くて薄く、もろいです。
「たったコレだけのことで!?」と言ってしまいたくなるようなことで骨折します↓↓
- 絨毯に爪が引っかかって骨折
- ダッシュやジャンプした際に滑って骨折
- ちょっとした高さのある場所(ケージ上など)からジャンプして骨折
- 何かにぶつかった拍子に骨折
本当に、些細なことで骨折するので、飼い主が気づかないうちに骨折してしまうウサギも少なくありません。
経緯がわからないので省きますが、 うさぎ(2ヶ月ほど)が右足を骨折しました 気づいた時には足がプラプラしており 慌てて動物病院に行き診察してもらいました。 結果はやは り折れていて(人間で言う太腿のあたり) ピンで固定するか断脚かの二択があるが、 ピンで固定の場合、まだ幼く骨が脆いので うまくいかない可能性がある。 ピンで固定しても神経が繋がってなさそうで じきに足が壊死してくるため、 結果的に断脚をすることになると言われました。
引用元:知恵袋
あくまで私の感覚ですが、部屋んぽ中の事故で1番多いのは骨折だと感じています。
「いつもと動きが違う」と感じたら、迷わず病院へ連れて行ってあげてください。
まい
まい
部屋んぽ中の事故4.電気コード感電
部屋んぽ中のよくある事故4例目は電気コードを齧って感電です。
ウサギは口が届く範囲にコード類があると9割以上の確率で齧ります。
「率先して齧りに行っているのでは…?」と思うぐらい高確率で齧るのですが、怖いのはコードを齧った際の感電です。
ウサギが感電やけど 私の不注意なのですが、ケージの中にコンセントと繋がっている状態の 延長コードが入り込んでいたようで そのコードをウサギが噛んだ際に「ボンッ」と爆発してしまいました。 ウサギは普段通りの動きをしているのですが、たまに口元を舐めており 見てみると少しだけ毛が焦げていました。
引用元:知恵袋
家電製品が壊れてしまうだけなら良いですが、齧った際に感電してしまう事故が少なくありません。
コードを齧る=感電とは限りませんが、ウサギが火傷したり感電死したりする恐れがあることは知っておく必要があります。
まい
まい
部屋んぽ中の事故5.頭を強打
部屋んぽ中のよくある事故5例目は勢いあまって頭や体を強打するです。
ウサギは部屋んぽ中にもの凄い勢いでダッシュ&走り回るので、壁などに衝突してしまう時があります。
- 何かの音にビックリして、パニックになって壁に激突
- ダッシュした際に滑って壁にぶつかる
- ダッシュの勢いが良すぎて壁に衝突
- 床がフローリングでツルツル滑って壁にあたる
勢いが良すぎると頭を強く打って脳震とうを起こしたり、ぶつかった衝撃で骨折したりする恐れも…
とくに「床がフローリング」だと起きやすい事故です。
まい
まい
部屋んぽ中の事故6.脱走
部屋んぽ中のよくある事故6例目は脱走です。
ウサギは十分な高さのあるサークルで遊ばせないとジャンプして抜け出します。
高いサークルを用意してもケージに飛び乗ってから、サークルを乗り越える賢いウサギもいます↓↓
ウサギが脱走します。 4ヶ月~5ヶ月のウサギ、ホーランドロップのメスを飼っております。 サンコーの柵を買って、その中にゲージ(同じくサンコーのゲージ)を入れ、仕事に行っている日中は運動不足を解消させるためにゲージと柵の中を自由にできるようにしております。 最近からだが大きくなってきまして、ゲージの上にジャンプして乗ったあと、そこからさらにジャンプして柵を越えて脱走するようになってしまいました。 そのあとはやりたい放題であらゆる物がズタボロに・・・ コードもぼろぼろにされており、たまたま感電せずに済んだようです。
引用元:知恵袋
まい
ウサギはジャンプ力はあるのに、着地が下手くそ(+骨がもろい)ので、サークルを飛び越えた直後に骨折する恐れがあります。
加えて脱走した先で電気コードを齧ったり、高い所に登って落ちたり…いつの間にか大怪我をする可能性もあります。
まい
部屋んぽ中の事故を予防する方法は?安全にうさぎが遊ぶための対策を紹介
部屋んぽ中の事故やケガ、怖いですよね…
もし自分のウサギに何があったらと思うと不安になりますが、しっかりと対策すれば部屋んぽ中のケガ・事故リスクは大幅に軽減できます。
安全対策を徹底して、ウサギを部屋んぽ中の危険から守ってあげてくださいね。
- 部屋んぽ中は足元に注意する
- 誤飲する恐れがあるものは部屋んぽスペースに置かない
- 部屋んぽ中にダッシュしても滑らない床材に変更
- 部屋んぽスペースから電気コード類を取り除く
- ウサギの近くで急に大きな音を立てない
- ウサギが高いところに登れないようにする
- 部屋んぽスペースを飛び越えられないようにする
- 部屋んぽさせっぱなしにしない
では更に詳しく「具体的にどんな対策が必要なのか?」と「なぜその対策が必要なのか?」について見ていきましょう!
1.うさぎが部屋んぽしている時は足元に注意する
1つ目の安全対策は部屋んぽ中は足元に注意することです。
飼い主は踏んだり蹴ったりしたくなくても、ウサギはおかまいなしにまとわりついてきます。
まい
これについては愛情表現の1つなのでウサギを叱ったりせず、人間側が注意することで解決しましょう。
ウサギを誤って踏んだりしないように「ウサギは足元にいるものだ」と思って動くことが大事です。
まい
2.うさぎが誤飲する恐れがあるものは部屋んぽスペースに置かない
2つ目の安全対策は誤飲の恐れがあるものは部屋んぽスペースに置かないことです。
ウサギは危険なものであっても興味があれば齧りますし、下手すると食べてしまいます。
ウサギ自身が避けることはできないので、誤飲の恐れがあるものは最初から部屋んぽスペースに置かないことが大事です。
ビニール・プラスチック・ゴム・紙・段ボール・観葉植物・人間の食べ物など、ウサギに害があるものは撤去しましょう。
まい
まい
3.うさぎが部屋んぽ中にダッシュしても滑らない床材に変更する
3つ目の安全対策は部屋んぽスペースの床材を滑りにくいものに変更することです。
ウサギの足裏は毛で覆われているので、床がフローリングだと踏ん張りが利きません。
部屋んぽ中にダッシュやジャンプをすると、ツルツル滑って怪我の元になってしまうので、何かしら床に敷いてあげてください。
まい
まい
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4.うさぎの部屋んぽスペースから電気コード類を取り除く
4つ目の安全対策は部屋んぽスペースから電気コード類を取り除くことです。
ほとんどのウサギは電気コードがあれば齧ります。
齧らない子の方が珍しいぐらいなので、電気コードに関しては「ウサギが近づけないようにする」のがベストな判断だからです。
「コードカバーすれば電気コードを齧られないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、ウサギはこのカバーでさえも高確率で齧ります。実際に我が家のウサギ達は齧りました。
コードカバーをする→安心して外出する→数時間後にはコードカバーが齧られてボロボロ→下手すると電気コードさえも齧られている…なんて可能性が高いです。
まい
まい
5.部屋んぽ中はうさぎの近くで急に大きな音を立てない
5つ目の安全対策は部屋んぽ中はウサギの近くで急に大きな音を立てないことです。
個体差もありますがウサギは「大きな音」や「耳慣れない音」が苦手な子が多いので、急に大きな音がするとパニックに陥る子が一定数います。中には逃げ惑った末にケガするウサギも…
- ウサギが部屋んぽ中は近くで掃除機をかけない
- ウサギの近くで大声を出さない(お子さんがいらっしゃる人は要注意)
- 外から耳慣れない音(工事音・子供が騒ぐ声・動物の鳴き声など)が聞こえる時は窓を閉める
上記のようにウサギが怖い・嫌だと感じる音に対して配慮してあげましょう。
まい
まい
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6.うさぎが部屋んぽ中に高いところへ登れないようにする
6つ目の安全対策はウサギが高い所に登れないようにすることです。
ウサギは着地が苦手で、骨が脆く骨折しやすいのに、なぜか高い所に登りたがります。
落下したり、着地に失敗したりして骨折するウサギが多いので、高い所には登れないようにしてあげてください。
ウサギが上下運動できるようにキャットタワーを与える飼い主さんもいますが、個人的にはオススメしません。
キャットタワーは猫だからこそ必要なのであって、ウサギの肉体的構造には合っていないからです。
まい
7.うさぎが部屋んぽサークルを飛び越えられないようにする
7つ目の安全対策はウサギがサークルを飛び越えられないようにすることです。
サークルを飛び越えた後のウサギは好き勝手するので、事故・ケガのリスクしかありません。
まい
脱走に関しては一切躾ができません。
危ないので「ウサギが飛び越えられないよう高さのサークルを用意」して、そもそも脱走できないようにしましょう。
まい
8.うさぎを部屋んぽさせっぱなしにしない
8つ目の安全対策はウサギを部屋んぽさせっぱなしにしないことです。
部屋んぽ中のウサギを常に監視する必要はありません。
ウサギが遊んでいる間スマホチェックしたり、家事したり…飼い主は自由に過ごしていてOKです。
まい
飼い主不在の中で部屋んぽさせっぱなしにした場合、ウサギが何かしらの事故を起こしてもスグに止められません。
もしケガをしてもスグに助けられないので、部屋んぽさせっぱなしは危ないのです。
就寝中・外出中はウサギにケージへ戻してあげましょう。
まい
※我が家のウサギたちはケージだとオシッコを我慢する癖があったりと、理由あって放し飼いしています。
【まとめ】しっかりと対策すれば部屋んぽ中の事故は予防できる!
部屋んぽ中の事故・ケガを詳しく知ると「部屋んぽって危ないんだ…あまりさせないでおこうかな?」と思う飼い主さんもいるかもしれません。
不安な気持ち、スゴくよくわかりますが部屋んぽをしない選択だけはしないであげてください。
まい
不安かもしれませんが、今回紹介してきた対策を徹底すれば部屋んぽ中の事故・ケガのリスクは大幅に軽減できます。
「部屋んぽさせない」のではなく、「安全に部屋んぽできるようにしっかりと対策する」選択をしてあげてくださいね。
まい