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「ウサギのオヤツはいつから?オヤツを与える頻度や量の目安は?」
結論から先に言います。
- 生後3ヶ月を過ぎたらオヤツOK
- オヤツの量は体重の3~4%が目安(あとは飼い主が加減)
- 野菜や野草なら毎日与えて良い(果物は毎日NG)
「いやいや、慎重過ぎるでしょ」と思うかもしれませんが、生後3ヶ月未満のウサギに多量のオヤツを与えると下痢する危険が高いです。
最悪の場合、下痢の悪化で死亡する恐れも…
大人ウサギでもオヤツをあげすぎと、健康面でのデメリットやリスクがたくさんあります。
まい
- オヤツはいつから?
- オヤツの量や頻度の目安は?
- オヤツをあげすぎるとどうなる?
目次
いつからうさぎにオヤツをあげてもいい?生後何ヶ月から?

オヤツをあげて大丈夫になるのは、お腹の状態が安定する生後3ヶ月以降。生後4ヶ月以降だとより安心。
参考書籍「よくわかるウサギの食事と栄養P115」著者「大野瑞絵」
仔ウサギに慌ててオヤツを与える必要は一切ありません。
早すぎるオヤツは仔ウサギへの負担が大きいからです。
仔うさぎは生後3週間は母乳のミルクオイルクロットが病原微生物を防ぎます。
引用元:オダガワ動物病院
3週齢で離乳して盲腸の微生物叢が安定するま生後3ヶ月位はウサギにとって細菌性腸炎をおこしやすい時期です。
母乳を飲んでいる間は母乳に含まれるミルクオイルクロットが病原微生物を防ぎます。
しかし離乳すると母乳からの免疫が無くなるため、盲腸の微生物叢が安定する生後3ヶ月までは、細菌性腸炎(下痢)をおこしやすい時期だからです。
まい
まい
うさぎの様子からおやつを始める月齢を判断するのも大事
たとえば我が家の1代目・2代目ウサギはお腹が強い子です。
生後3ヶ月を過ぎたら少しずつオヤツを与え始めました。

一方で3代目ウサギは我が家へきた直後はウンチが緩かったり、いびつだったりとトラブルが多かったです。
念のため生後4ヶ月後半ぐらいからゆっくりとオヤツを与え始めました。

お迎え後に何らかのトラブルを起こした子は、デリケートな個体である可能性が高いです。
「生後3、4ヶ月になったからオヤツをあげる」のではなく、「体がしっかりしてきたらオヤツをあげる」がベストですよ。
仔うさぎ期からおやつを与えると 好き嫌いが減るメリットがある

野生のウサギは仔ウサギ期に、お母さんウサギから食べられる牧草や野草などをもらって、自然と食べていい食べ物を学びます(参考元:ゆず動物病院)
逆に仔ウサギはお母さんウサギから与えられなかった食べ物は、大人になってからもなかなか食べようとしません。
飼いウサギにもその習性が残っているため、仔ウサギ期に色んな種類の食べ物を与えておくのはオススメです。
実際に我が家の2代目ウサギは小さな頃に与えていなかった「ほうれん草」と「小松菜」は食べようとしません(※)
※個体差があるので小さな頃に食べなかったものでも、平気な顔で食べるウサギもいます。
まい
まい
うさぎのおやつ量と与える頻度の目安は?
オヤツの種類 | 与える量 (1日量) | 頻度 |
---|---|---|
生野菜・生野草 | 体重の3~4%程度 | 毎日OK |
乾燥野菜・乾燥野草 | 体重の3~4%程度 | 毎日OK |
生果物 | ごく少量にとどめる | ごくたま~に(毎日はNG) |
乾燥果物 | ごく少量にとどめる | ごくたま~に(毎日はNG) |
チュールやゼリーなどの加工されたオヤツ | 与えない | 与えない |
サプリメント系オヤツ | 袋の記載量を守る (あげすぎ注意) | 袋の記載量を守る |
ウサギのオヤツ量に関しては色々な意見があります。
獣医さんよっては「一切必要ない」と言われたり、「体調を崩さない程度に」と言われたりと意見はバラバラです。
そのため私は体重1キロに対し3~4%を目安に、生野菜または乾燥野菜をオヤツとして与えています。
感覚的には「少なっっ!!」と感じる量で十分です。


上記の量であれば牧草の摂取量が減ることなく、オヤツがウサギとの良いコミュニケーションツールとして活躍してくれます。
あくまで目安なので最終的には飼い主さんの判断で与える量を加減してくださいね。
うさぎに与えるおやつ量は徐々に増やす

いきなりオヤツをポンっと与えると下痢するウサギがいる。オヤツはごく少量から徐々に量を増やした方が安全。
ウサギへオヤツを与える時は、「小さなタンポポの葉1枚」ぐらいから始めましょう。
たまに知恵袋などで、
「ウサギへキャベツの葉を1枚あげたら下痢しました。大丈夫ですか?」
などの質問を見かけるぐらいウサギは下痢しやすいからです。
まい
うさぎのおやつ量とあげる頻度に関する注意点とは?
- 甘いおやつを毎日多量に与えない
- 牧草を食べる量が少ないならオヤツ量を見直す
- 添加物たっぷりのオヤツは与えない
- 仔ウサギに毎日・多量のオヤツを与えない
オヤツはウサギと飼い主の良いコミュニケーションツールとなりますが、与える量や頻度によってはウサギの健康を害します。
おまけにオヤツの量や頻度が適切であっても、体質的に下痢しやすいウサギには、オヤツを一切与えない判断も大事です。
まい

①うさぎへ甘いおやつを毎日あげすぎてはいけない

ウサギは甘いものが大好きなので、果物をあげるとスゴく喜びますが、健康を考えると毎日与えるのはオススメしません。
肥満や虫歯の原因になったり、お腹の調子を崩す恐れがあったりするからです。
野菜・野草・ハーブでも十分ウサギは喜ぶので、オヤツは野菜類メインがオススメですよ。
まい
乾草やペレットのほかに、「おやつ」として少量の新鮮な野菜や野草を与えていただくのも良いでしょう。
果物も含めた甘いものも好みますが、これらはごく少量にしていただいた方が良いと思います。
引用元:いるか動物病院
②おやつをあげすぎると牧草を食べる量が減って危険

ウサギは牧草よりもオヤツが大好きなので、与えられればたくさん食べます。
「オヤツでお腹いっぱいだから牧草はいらないや」と牧草を食べなくなってしまいやすいんです。
- 胃腸の動きが悪くなる「消化管うっ滞」
- 歯の噛み合わせが悪くなる「不正咬合」
牧草を食べる量が少ないと、上記の病気リスクをあげるので、オヤツ量を見直しましょう。
まい
まい
③うさぎへ添加物たっぷのおやつはそもそも与えない

「ウサギ用オヤツ」と書かれている市販品であっても、ウサギにとって不要・害のある成分が入ったオヤツはたくさんあります。
とくに要注意なのは「チュール」「クッキー」「ゼリー」の名がつく商品です。
市販品だからと言って安心せずに、「パッケージ裏にかかれている成分表」を見て、ウサギに与えるか・与えないかを判断してください。
まい
④サプリメント系おやつはあげすぎると健康に悪影響

サプリメント系オヤツは成分を固めるためにデンプン質を多く使っている商品が多い。うっ滞リスクが上がるため、与える量に注意した方がいい。
デンプン質の摂り過ぎは、ウサギの死亡原因で多いうっ滞リスクを高めます。
サプリメントって何だか健康に良いイメージがありますが、デンプン質の塊みたいな商品が多いので、ウサギへ与える際は注意が必要です。
ちなみに私はメリット・デメリットを考えた上で、サプリメント類は一切与えていません。
まい
⑤子うさぎにおやつとあげすぎると下痢する恐れがある

内蔵が未発達の仔ウサギに、大人ウサギと同じ量のオヤツを与えると、下痢する恐れがあります。
月齢によっては少量であっても下痢をします。
仔ウサギが下痢を引き起こすと急激に症状が悪化し、死に至るケースも…
まい
⑥うさぎの体質によっては一切おやつを与えない

体質的にオヤツで下痢しやすいウサギがいる。オヤツでお腹の調子が崩れるようであれば、牧草とペレット以外は与えない。
我が家の3代目ウサギは元々お腹が弱い子です。
注意してオヤツを与えていましたが、ある日「小さな大葉を2枚」与えただけで写真の軟便をしました(生後5ヶ月頃)
何かあってからでは遅いので、3代目ウサギには牧草とペレット以外は与えないことにしています。
まい


