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「ウサギはメスとオスどっちが飼いやすい?懐きやすい?」「性別ごとの特徴は?どんなメリット・デメリットがある?」
結論から言うと、どちらが飼いやすいかは飼い主の考え方次第です。
メスにもオスにも長所・短所があるので、違いを知った上で自分が「こっちの方が飼いやすいな」と思う方を選ぶことをオススメします。
一般的にはメスウサギは独立心が強くクール、オスウサギは甘えん坊で人懐っこいと言われています。
これだけ聞くとオスウサギの方が良さそうに感じるしれませんが、メスウサギは粗相が少ない傾向があったりとオスとは違った魅力があります。
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1つ注意して欲しいのは性別ごとの特徴はあくまで傾向であることです。
ぶっちゃけ当てはまらないウサギが多いので、一般的に言われている傾向・特徴を鵜呑みにしてお迎えすると、「話が違う!!」と後悔する可能性が高いです。
目安程度に考え、最終的には「多少難があったとしても最後まで一緒にいたい」と思える子をフィーリングで選ぶのも大切ですよ。
まい
まい
目次
うさぎはメスとオスどちらが飼いやすい?
「ウサギはメスとオス、どちらが飼いやすいのか?」についてはどちらにもメリット・デメリットがあるので、飼いやすい性別を断言することはできません。
それぞれ良いところも悪いところもあるので、誰かの「オス(またはメス)の方が飼いやすいよ!」の意見を鵜呑みにするとお迎え後に「イメージと違う…」と後悔する原因になります。
まい
そんな私からのアドバイスとしては「メスとオスの違いをよく理解した上で、自分にとって飼いやすいと思う性別を選ぶ」がベストな選択です。
お迎え後に「やっぱりメス(またはオス)にしておけば良かったかも」と後悔するリスクを減らせます。
まい
メスうさぎの特徴とは?
まずはメスウサギの特徴をお伝えしていきます。
後半で実際に飼ってみて感じたメリット・デメリットについても触れるので、「リアルな現実が知りたい人」はぜひお付き合いください。
- メスウサギの性格
- メスウサギ特有の見た目
- メスウサギならではの行動
ではメスウサギの特徴を詳しく見ていきましょう。
メスうさぎの性格
メスウサギの性格は一般的に独立心が強く、クールと言われることが多いです。あとオスウサギと比べるとマイペースとか、気が強い傾向があります。
メスウサギは出産・育児があるので、「巣を守らなきゃ!」という本能が強く働くことが性格にも影響していると考えられています。
「じゃあ、メスウサギは甘えないのか?」と聞かれるとそうではありません。我が家のメスウサギは私にベッタリ&甘えん坊です。床に座るとスグにくっつき、ペロペロ舐めたくってきます。相手にもよるんでしょうね。
独立心が強いと聞くと「甘えてくれないのかな?懐かないのかな?」と心配になりますが、あくまで傾向です。
懐く子は懐きますし、甘えてもきます。個々の性格の方が強く出ると考えてくださいね。
まい
まい
メスうさぎ特有の見た目
メスウサギは成長すると首周りに「肉垂(マフ)」ができます。
肉垂とは顎の下、胸のところに皮膚が余ってたるんだようなものです。マフラーみたいに見えることからマフとよく呼ばれます。
だいたいですが1歳前後あたりからマフが目立つようになり、個体によってはかなり巨大化するので、メスウサギはオスウサギと比べると見た目のインパクトがデカいです。
まい
メスウサギのマフですが、避妊手術を受けるとほとんど目立たなくなります。
我が家の2代目ウサギ♀も避妊済みなので、メス・オスの区別がつかないほどマフが小さいです。
まい
メスうさぎならではの行動
メスウサギならではの行動と言えば偽妊娠です。
メスウサギに生理(陰部からの定期的な出血)は一切ありませんが、偽妊娠と呼ばれる巣作り行動をすることがあります。
妊娠していないのに妊娠したかのような行動(主に巣作り)をすることを偽妊娠と呼びます。病気ではありません。よくある行動は自分の毛をむしって巣材する、牧草を咥えて一か所に集めるなどです。
実際に偽妊娠をするかは個体差もありますが、生後8か月以降あたりからはいつ偽妊娠してもおかしくありません。
「オスウサギがいないのに妊娠した?なぜ!?」とビックリする飼い主さんが多いですが、わりとよくある話なので安心してくださいね。
まい
まい
メスうさぎを飼うメリットとは?飼養経験から良い点を紹介
メスウサギを飼うメリットを一言にまとめると「問題行動が比較的少ない」です。
問題行動に焦点をあてた場合は、オスよりメスの方が扱いやすいと言えるかもしれません。
- マーキングやスプレーのトラブルが少ない
- 群れ(家族)で暮らすのに向いている
- 比較的穏やかで攻撃性が少ない
では実際に飼ってみて感じたメスウサギの魅力を順番に紹介していきますね(※後半でデメリットにも触れます)
1.メスうさぎはマーキングやスプレーのトラブルが少ない
メスウサギはマーキング(尿によるニオイつけ)やスプレー(オシッコ飛ばし)のトラブルが少ない傾向があります。
マーキングの目的は縄張りの主張・拡大です。室内散歩中にオシッコを飛ばしたり、部屋の四隅にオシッコをしたりして自分のニオイをつけます。
オスウサギはこの縄張り主張が強いのに対し、メスウサギは巣を守る本能の方が強めな影響なのか、オシッコをそこら中にする個体が比較的少なめです。
- 1代目ウサギ♂…室内散歩中に色んな場所でオシッコする。
- 2代目ウサギ♀…ケージ以外の場所では基本的にオシッコしない(特殊な条件が揃うとオシッコしてしまう程度で、普段はまったく粗相しない)
- 3代目ウサギ♂…室内散歩中に色んな場所でオシッコしていたが、躾を頑張った結果今は粗相ゼロ。
あくまで私の飼育経験ですが、オスとメスだと圧倒的にメスウサギの方がオシッコマナーが良いです。
もちろん躾は必要でしたが、オスウサギと比べるとはるかに躾が楽でした。
まい
まい
2.メスうさぎは群れ(家族)で暮らすのに向いている
メスウサギは家族一緒に暮らすことに比較的向いている傾向があります。
野生下のウサギは1匹のオスと複数のメスで集団生活をしていて、別のオスが侵入しようとすると元からいるオスが全力で追い払います。
こういった本能がある影響なのかオスウサギは飼い主以外に攻撃的になってしまう個体がいるので、同居人2人以上で飼う場合はメスウサギの方がトラブル少なめの可能性が高いです。
うさぎの威嚇 元々私が飼っていたうさぎ6歳を、結婚する時に一緒に連れて来ました。 温厚で甘えん坊な性格なのですが、旦那さんがうさぎに顔を近づけるとほぼ必ず足ダンをします。
引用元:知恵袋
ちなみにウサギを多頭飼いする場合の話ですが「オス×オス」のペアはもっとも相性が悪く、仲良くなりにくいです。
「オス×メス」または「メス×メス」が相性が良く、仲良くなる可能性が高めなのでメスウサギの方が集団生活向きなのかもしれませんね。
まい
まい
3.メスうさぎは比較的穏やかで攻撃性が少ない
メスウサギは比較的穏やかで、攻撃性が少ない個体が多い傾向があります。
縄張りを守るために戦うオスウサギと比べると、メスウサギは攻撃的な要素が少ないのかもしれませんね。
実際に我が家のウサギたちを比べてみるとメスウサギの方が優しくて、おおらかです。
攻撃性に焦点をあてるとメスウサギの方が穏やかな傾向がありますが、自己主張はハッキリしている個体が多い印象があります。
我が家のメスウサギも女王様気質な部分があるので、オスウサギが先にご飯を食べるとブチ切れますし、オスウサギに毛づくろいを要求する場面をしょちゅう見かけます。
まい
まい
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メスうさぎを飼うデメリット
メスウサギを飼う1番のデメリットは乳腺や子宮の病気になる可能性が高すぎることです。
手術で命を落とすウサギが少なくないので、中には病気リスク回避のためにオスウサギを選ぶ飼い主さんもいます。
- 乳腺や子宮の病気になる可能性が非常に高い
- 発情や妊娠で気性が荒くなる
- 偽妊娠によるトラブルに警戒が必要
「えっ…メスウサギってリスク高すぎない?」と思いますよね。
私自身もメスウサギをお迎えする際に深く悩んだ部分でもあるので、じっくり詳しく説明していきます。
1.メスうさぎは乳腺や子宮の病気になる可能性が非常に高い
メスウサギは乳腺や子宮の病気になる可能性が非常に高いです。子宮内膜過形成、子宮腺腫、子宮腺がん、子宮筋腫、子宮水腫、乳腺のう胞、感染性乳腺炎、乳腺がんなど。
獣医さんによって数字は多少変わりますが3才以上だと50%以上、5才以上だと80%以上のメスウサギが、子宮に何らかの病変を持っていると報告されています(参考元:よしむら動物病院)
数字を見たらわかりますがメスウサギは乳腺・子宮の病気と切っても切れない関係にあるので、お迎え直後から「予防目的に避妊手術をする」または「自然に任せる(手術費用の用意が必要)」の選択に迫られます。
避妊手術でメスウサギがかかりやすい病気については予防できます。なのでメスウサギ=短命ではありません。
ですが避妊手術は「開腹手術」となるので麻酔のリスク・体への負担が大きく、命を落とすウサギがいます。手術が成功しても、ストレスなどによる食欲不振から一気に体調を大きく崩してしまい、亡くなってしまうウサギも少なくないです。
ちなみに我が家の2代目ウサギ♀も手術後に食欲不振に陥り、数日間は自力で飲み食いできなくなったので、「手厚いサポートが必要になる」のもメスウサギ飼育の難しさと言えると思います。
自然に任せることも1つの選択肢ですが、高確率で病気になるので手術費用を貯めておく必要があります。
予防的な避妊手術であれば4~5万円が相場ですが、病気になってしまった場合の手術費用は10万円前後(またはそれ以上)はかかると覚悟しておきましょう。
悲しい想いをする飼い主さんが多いのであえて厳しい意見を言いますが、「手術費用をもったいないと感じる人」と「手術後にサポートする時間的余裕がない人」だとメスウサギのお迎えはかなり難しいです。
まい
まい
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2.メスうさぎは発情・妊娠で気性が荒くなる
メスウサギは発情や妊娠で気性が荒くなる可能性があります。
メリットでは「比較的穏やかで攻撃性が少ない」とお伝えしましたが、メスウサギは時期・状態によっては扱いづらいと感じる可能性があるのです。
我が家のメスウサギは今でこそ私にベッタリと懐き、甘えん坊・おっとり・穏やかですがイライラした時期もありました。ケージ内のトイレをわざとガタガタさせる、そこら中のものを齧り破壊する、意味もなく足ダンを連発など騒音レベルでうるさかったです。
避妊手術を受けた後から徐々に落ち着いていったので、ホルモンバランスの影響(あと思春期も関係あると思う)を強く受け、気性が荒くなっていたのだと推測しています。
我が家のメスウサギは攻撃性こそありませんでしたが、個体によっては噛みついてきたりする可能性もあります。
「女の子だから大人しい、手がかからない」とは思わない方がいいです。
まい
まい
3.メスうさぎは偽妊娠によるトラブルに警戒が必要
メスウサギは偽妊娠によるトラブルに警戒が必要になります。
偽妊娠自体は病気ではないですが、偽妊娠によって引き起こされる二次的なものがけっこう厄介だからです。
- 偽妊娠はホルモンバランス異常が原因なので精神的に不安定になり、攻撃性の増加などが目立つようになるメスウサギが多い
- 巣材としてウサギ自身の毛をむしるので皮膚炎になりやすくなる
- 毛をむしるのが癖になるウサギがいる上に、皮膚を傷つけてしまう子もけっこういる
- ストレスを感じやすくなる
実際に偽妊娠するかは個体差がありますが、何度も繰り返すようであれば避妊手術を検討する必要性も出てきます(※偽妊娠は避妊手術で予防・改善ができる)
まい
まい
オスうさぎはどんな性格?よくある行動や特徴を紹介
続けてオスウサギの特徴をお伝えしていきます。
後半で実際に飼ってみて感じたメリット・デメリットについても触れるので、「リアルな現実が知りたい人」はぜひお付き合いください。
- オスウサギの性格
- オスウサギ特有の見た目
- オスウサギならではの行動
順番に「オスウサギを飼うってどんな感じなのか?」を一緒に見ていきましょう!
オスうさぎの性格
オスウサギの性格は一般的に人懐っこく、甘えん坊と言われることが多いです。メスウサギと比べると愛情表現が情熱的、かまってちゃん、ドジっ子が多い印象があります。
個体差もありますが気に入った相手には「一途」と言っても良いほどの愛情を向けるのも、オスに多いんじゃないかと感じています。
我が家みたいにオスウサギがメスウサギに尽くす話や、情熱的にアピールをする話はけっこう多いです。
ココまでの情報だけ聞くと「オスウサギって最高じゃん!」と思ってしまいますが、我が家の1代目ウサギ♂みたいに懐きにくかったり、狂暴だったりする子もいます。
オスウサギ=ベッタリ懐くと思い込んでお迎えすると「話と全然違うじゃん!騙された!」と後悔する恐れがあるので、傾向程度に考えておきましょう。
まい
まい
オスうさぎ特有の見た目
オスウサギはメスウサギと違って大きくなっても見た目の大きな変化がありません。
メスウサギは成長するとマフができるので見た目の変化が大きいですが、オスウサギはマフができないので成長してもシュッとした見た目のままだからです。
マフがもっと大きくなる子もいます。
強いて言うなら去勢していないオスウサギは、成長すると「生殖器」がけっこう大きくなるので、ふとした瞬間にでっかいタラコみたいなイチモツを見て衝撃を受けるかもしれません。
まい
オスうさぎならではの行動
オスウサギは縄張りを守るような行動が目立ちます。
飼いウサギのルーツであるアナウサギは1匹のオスと、複数のメスで集団生活をしていて、別のオスが侵入しようとすると元からいるオスが全力で追い払うほど縄張り意識が強いです。
まい
飼いウサギにもこの本能が残っているので「ここは僕のテリトリーだからね!」とか「ここも僕のテリトリーにしちゃおっと」とか「僕のテリトリーに入らないで!」と縄張りを主張するような行動を多く見かけます。
我が家のウサギの場合は少しニオイがキツイ糞をお気に入りの場所や、自分の周りまき散らす行動をよくしますよ。
まい
オスうさぎを飼うメリット
オスウサギを飼うメリットを一言にすると「密な関係になれる可能性が高い」です。
1対1で、より密接な関係を築きたいのであればメスよりもオスウサギの方が向いているかもしれません。
- 恋人のような関係が期待できる
- 活発で遊び好きだから見ていて面白い
- 生殖器の病気リスクが低い
後半ではデメリットも紹介しますが、まずはオスウサギを飼うメリットを順番に紹介しますね。
1.オスうさぎは恋人のような関係が期待できる
オスウサギは恋人のような関係が期待できるかもしれません。
どちらかと言われたらパートナーに対して、より情熱的な愛を向けるのはメスよりもオスウサギに多いからです。
また好きになった相手を独占しようとするような行動が多いのもオスウサギに多いので、密な関係を望む飼い主さんにはたまらない性格をしていると言えます。
まい
好きになった相手には情熱的・一途とも言える愛情を向ける傾向のあるオスウサギですが、愛情の矛先が必ずしも飼い主に向くとは限りません。
実際に我が家の3代目ウサギ♂は飼い主である私よりも圧倒的に夫と2代目ウサギ♀が好きで、私にはそっけない対応が多いです。
なので実際に飼ってみると、理想と現実のギャップに苦しむ飼い主さんが少なくありません(思っていたよりも狂暴とか懐かないなど)
まい
人間の男性も「女性と比べて〇〇な人が多い」などの傾向はあっても、結局は個人差が大きいですよね。ウサギも同じような感じだと考えましょう。
2.オスうさぎは活発で遊び好きだから見ていて楽しい
オスウサギは活発で、遊び好きな個体が多い傾向があるので見ていて楽しいです。
あくまでメスと比較した場合の話ですが、オスウサギの方が活動的なので、見ている分に関してはオスの方が面白いかもしれません。
もちろん活動的なメスウサギや、おっとりしたオスもたくさんいます。
あくまで傾向的な話と受け止めてもらえると嬉しいです。
まい
3.オスうさぎは生殖器の病気リスクが低い
オスウサギは生殖器の病気リスクがメスウサギと比べると格段に低いです。
メスウサギは4歳を超える頃には8割以上が子宮に何らかの病変を抱えていると言われていますが、オスウサギに関してはココまで高い数字ではありません(生殖器の病気をする個体もいる程度)
まい
また去勢手術のリスクに関しても、メスよりオスウサギの方が低いです。
メスウサギは開腹手術が必要になりますが、オスウサギは生殖器を切るだけ(開腹手術が不要)なので比較的負担が少ないからです。
そのため「生殖器の病気リスクが不安」とか「病気予防のための手術を受けさせたくない」などの理由で、オスウサギを選ぶ飼い主さんはけっこう多いです。
まい
オスうさぎを飼うデメリット
オスウサギにはたくさんの魅力が一方で、知っておくべきデメリットもあります。
とくによ~く覚えておいて欲しいのは「オシッコ関係のトラブルが多いこと」ですね。私自身もたくさん悩みました。
- 縄張りを主張するためにオシッコをまき散らす個体が多い
- 年中発情期なので扱いに注意が必要
- 攻撃的・狂暴化する時期がある
「オスウサギって甘えん坊じゃないの?狂暴化って何!?」と思いますよね。
順番に説明していくので、気になる人はこのまま読み進めてください。
1.オスうさぎは縄張り主張でオシッコをまき散らす
オスウサギは縄張りを主張するためにマーキング(尿によるニオイつけ)やスプレー(オシッコ飛ばし)をする個体が非常に多いです。
オスウサギであってもトイレでしかオシッコをしない個体もいますが、高確率で室内散歩中にオシッコを飛ばす・部屋の四隅にオシッコをする被害にあいます。
まい
「じゃあ、オスウサギだとまったくトイレを覚えないのか?」と聞かれると、そうではありません。たくさん粗相していたとしても、躾によってキチンとトイレを覚える子もたくさんいます。
実際に1代目ウサギ♂は最後までトイレを覚えなかったですが、3代目ウサギ♂はトイレをマスターしてくれました。
オスウサギであっても飼い主の努力次第でトイレを覚える可能性は十分あるのです。
まい
2.オスうさぎは年中発情期なので扱いに注意が必要
オスウサギは年中発情期なので扱いには注意が必要になります。
オスウサギの性成熟は生後5~8か月、早いと生後3か月頃です(参考元:ペットの未来クリニック)
かなり性成熟が早く、年中発情期モードなので「ふと目を離した隙にメスと交尾して妊娠」とか「子供だからとメス・オス一緒にしていたら妊娠」といった事故的な妊娠が多いので、未去勢の場合は絶対にメスに近づけてはいけません。
まい
発情が強まったオスウサギのよくある行動はマーキングが酷くなる、飼い主を追っかけまわしてマウンティング、攻撃性が高まる、落ち着きがなくなるなどです。
ちなみに我が家の3代目ウサギ♂は去勢済みですが春になると、何となく行動に落ち着きがなくなり、イライラしている様子が増えます(+臭い糞をよくするようになる)
※常に発情期爆発モードで、1年を通して狂暴・攻撃的なオスウサギもいます。
※発情期による行動の激しさについては去勢手術で軽減する可能性が高いです。
まい
3.オスうさぎには攻撃的・狂暴化する時期がある
オスウサギは攻撃的・狂暴化する時期がある個体が多いです。
狂暴化する時期とは生後6か月前後から始まる思春期で、問題行動が増加します(思春期が目立たないオスウサギもいる)
たとえばケージに手を入れただけで手を思いっきり噛まれたり、ケージの中をわざと荒したり、飼い主よりも上の立場になろうとしたりするなど。
まい
我が家の3代目ウサギ♂はわりと大人しい方(トイレを破壊する程度)でしたが、1代目ウサギ♂はけっこう激しめでした。
粗相掃除していただけなのにいきなり「ブブー!!」と怒った時の鳴き声を出しながら飛び掛かってきたことや、噛まれて流血(後日膿が溜まって切開してもらった)したこともありました。
もちろん暴れ狂っているだけではなく、ナデナデするとコロンと寝転ぶなど可愛い姿もたくさん見せてくれましたが、気に入らないことをされた時の攻撃性に関しては「凄まじい」の一言でした。
※思春期による行動の激しさについては去勢手術で軽減する可能性が高いです。
※思春期は加齢とともに落ち着いていく傾向があります。
まい
結局のところうさぎはメスとオスどっちがおすすめなのか?
正直に言うとウサギは個体差が大きすぎるので、性別による違いがあってないようなものです。
メスウサギでもマーキングする子もいるし、大人しいとは言えない個体もいます。オスウサギでもあまり甘えてくれない個体もいます。
「〇〇だと思ってメスウサギ(またはオスウサギ)をお迎えしたのに、思っていた感じと全然違った」という現象が本当に起きやすいので、個人的には性別よりも出会った時のフィーリングを大事にして欲しいなと考えています。
私自身が初めてウサギをお迎えする際に、甘えん坊が良いと思ってオスウサギを選んだのですが、ものの見事に期待を裏切られました(全然懐っこくないし、甘えてもこない…)
私が近づくだけで、化け物を見たかのように逃げ惑う1代目ウサギ♂に悩む日々が続いたのですが、何だかんだ可愛かったんですよね。
私が元々ウサギ好きだったのもありますが、一目惚れに近い状態でお迎えしたので、問題行動をされても「くそぅ…でも可愛いから許す!」で乗り越えられました。
ごちゃごちゃと自分語りをしましたが簡潔にまとめると「悪さをしても、思っていたより懐かなくても、この子となら10年先も一緒にいたい」と思えるようなウサギを選んでください。
大なり小なり悩む時はくるかと思いますが、そう思えるようなウサギであれば苦労も乗り越えていけるハズです。
まい
まい
※ウサギって本当に可愛いです。一部ですが懐いたウサギの仕草などを下記記事にまとめているので、よかったら見てみてください。
《飼い主大好き》うさぎが懐いてる証拠とは?なつき度をチェックしよう!好きな人にする行動・愛情は伝わるのか解説
【まとめ】うさぎは性別だけではなくフィーリングも重視してお迎えしよう
「メスウサギは〇〇な性格で、オスウサギは〇〇な性格!」といった情報はたくさんありますが、すべて目安でしかありません。
確実なのはメスウサギは乳腺・子宮の病気をしやすく、成長すると首回りにマフができること。オスウサギは生殖器系の病気リスクがメスよりは低いけど、マーキングは激しくなる可能性がやや高いことだけです。。
あとの特徴についてはすべて個体によるとしか言いようがないので、「この子は他のウサギとは何だか違って見える…特別可愛い!」などフィーリング・出会いも大事にしてくださいね。
ウサギが懐くかは元々の性格が大きいですが、飼い主の接し方も大きく影響します。
なかなか懐かなかったり、問題行動が多くなってきたりしても、あきらめず根気よく接してあげてくださいね(※ウサギは基本的に懐くまでに時間がかかる生き物です)
まい
まい