最新記事 by 男児3人+ウサギ3匹の母(まい)愛玩動物飼養管理士 (全て見る)
- 【健康重視】うさぎ用ペレットのおすすめランキング!選び方を愛玩動物飼養管理士が解説 - 2023年2月4日
- 【助けて】うさぎの体調不良サインとは?隠すって本当?具合悪い時の仕草・行動・原因を解説 - 2022年12月24日
「ウサギに部屋んぽはいらない?させなくて大丈夫?」「ウサギのイタズラが酷すぎて部屋んぽさせられない…どうすればいい?」
結論から言うとウサギに部屋んぽは必要です。特別な事情がない限り、毎日部屋んぽさせてあげてください。
部屋んぽにはストレス解消・病気予防・肥満防止など、ウサギの健康面に良い影響を与えます。
逆に「たまにしか部屋んぽさせない」とか「ケージに入れっぱなし」だと、ウサギの健康を害する・生活の質を下げる恐れがあるので、忙しくても部屋んぽの時間は確保してあげましょう。
<<ウサギに部屋んぽはなぜ必要?
<<部屋んぽさせるメリット・デメリットとは?
部屋んぽが必要と言われても「ウサギのイタズラ・破壊行為が酷すぎて部屋んぽさせられない…と悩んでいる飼い主さんは多いのではないでしょうか。
100%完璧にとまではいきませんが、対策すればある程度は改善できるので、あともう少しだけ頑張ってみましょう!
まい
まい
目次
うさぎに部屋んぽはいらない?させなくて大丈夫?
ウサギは散歩させるイメージが少ないですが、実は散歩が必要な動物です。
犬のように外で散歩させる必要はなく、室内だけの散歩(部屋んぽ)だけで良いので、毎日部屋んぽさせてあげてください。
まい
体調不良などで、ごくたまに部屋んぽできない日があるのは何も問題ありません。
私自身も体調不良でどうしても体が動かせない時は、ウサギ達に部屋んぽを我慢してもらう時があります。
多少不満気ではありますがウサギ達の体調に異変はありませんでしたよ。
まい
うさぎに部屋んぽをさせない(たまにしかしない)のはダメ!
たまに部屋んぽできない日があるのは問題ありませんが、ほとんど部屋んぽさせないのはダメです。
- 数日おきに部屋んぽさせる
- ほとんど部屋んぽさせない
何かしら事情があったとしても、上記のように「ケージに入れっぱなし」はNGなので、部屋んぽの時間はどうにかして確保する必要があります。
まい
うさぎに部屋んぽが必要な理由とは?
ウサギに部屋んぽが必要な理由は健康面でのメリットが大きいからです。たとえばストレス解消・肥満防止・うっ滞予防など。
逆に部屋んぽをあまりさせないでいると、下記のリスクを高める恐れがあります。
- 病気リスクを高める
- ウサギの生活の質が低下する
そのため少し強い言い方になってしまいますが、ウサギの健康を願うのであれば部屋んぽは欠かしてはいけないのです。
まい
1度想像しましょう。
「大変だから」の理由で、小さな子供が部屋に閉じ込められっ放しになっていたらどう思いますか?
自分が365日24時間狭い部屋に閉じ込められっ放しになっても平気ですか?
ウサギは人間ではありませんがウサギにも自由な時間が必要だと私は考えています。
※不快に感じる人もいるかもしれませんが、ウサギをケージに入れっぱなしにするのは、本当に良くないのであえて強い言葉を使いました。
まい
うさぎに部屋んぽさせるメリットとは?5つの健康効果を解説
部屋んぽは「ただの散歩」と思われがちですが、実は部屋んぽってウサギの健康面にも良い影響を与えるものでもあります。
具体的なメリットは以下の5点です。
- 肥満防止
- ストレスの解消
- 健康寿命が延びる
- うっ滞予防になる
- 牧草をたくさん食べるようになる
「確かに!」と思う人もいれば「えっ!?初耳なんだけど」と思う人もいますよね。
では更に詳しくウサギに部屋んぽをさせる5つのメリットを見ていきましょう!
部屋んぽのメリット1.肥満防止になる
ウサギに部屋んぽさせる1つ目のメリットは肥満の防止です。
ウサギは部屋んぽに出すとダッシュで駆け回ったり、頭をブンブン振り回しながら走ったり、突然ジャンプしたり…全力で体を動かしますよね。
部屋んぽさせれば確実に運動量が増えるので肥満防止に繋がるのです。
まい
まい
部屋んぽのメリット2.ストレス解消になる
ウサギに部屋んぽさせる2つ目のメリットはストレスの解消です。
個体差もありますが大多数のウサギは部屋んぽが大好きで、「早く出して!今すぐ出して!」と心待ちにしています。
まい
つまりウサギにとって部屋んぽはとても楽しみなものなので、ストレスの解消に繋がるのです。
人間は趣味に没頭するとストレスの解消・充足感を得られますが、ウサギにとって部屋んぽはそれに近い感覚があるのかもしれませんね。
部屋んぽ中の我が家のウサギ達です。楽しそうにウロチョロ動き回っていますよね。人間だって365日24時間家から一歩も出れない状態だとストレスがたまるので、ウサギもケージから出られる時間が必要だと私は考えています。
部屋んぽのメリット3.健康寿命が伸びる
ウサギに部屋んぽさせる3つ目のメリットは健康寿命が延びるです。
人間もですが「運動をまったくしない人」と「運動を日課にしている人」とでは、運動を日課にしている人の方が健康寿命が長い傾向がありますよね。
あくまで私の意見になってしまいますが、毎日しっかりと部屋んぽしていた方が、高齢になっても健康でいてくれる確率が上がるんじゃないかと思うのです。
まい
まい
部屋んぽのメリット4.うっ滞予防になる
ウサギに部屋んぽさせる4つ目のメリットはうっ滞の予防です。
うっ滞とはお腹にガスがたまったり、お腹の動きが悪くなったりする「お腹(胃)の病気」です。
ウサギがなりやすい病気トップ3に入ると言っても過言ではないほど、うっ滞になってしまうウサギは多く、回復せず亡くなってしまうウサギも少なくありません(死亡原因としても上位…)
一言にすると怖~い病気なのですが、うっ滞のリスクは部屋んぽで軽減ができます。
人間と暮らしていく環境で、様々なストレスや運動不足、繊維の少ない食事などの悪条件が重なると、ウサギさんの消化管(胃や腸)の動きが低下してしまいます。
引用元:あおぞら動物病院「うさぎの消化管うっ滞」
うっ滞の原因の1つに「運動不足」があります。
なので逆に毎日しっかりと部屋んぽすればうっ滞リスクを軽減できるってわけなのです。
まい
部屋んぽのメリット5.牧草をたくさん食べるようになる
ウサギに部屋んぽさせる5つ目のメリットは牧草をたくさん食べるようになるです。
これに関しては私の飼育経験からくる感想ですが「部屋んぽでしっかり動き回ると、その分牧草もしっかりと食べてくれる」と感じているからです。
※牧草の役割:牧草は歯の伸びすぎ・肥満・うっ滞を予防するなど、ウサギの健康を左右する超重要な食べ物です。たくさん食べてもらう必要があります。
まい
まい
うさぎに部屋んぽさせるデメリットはある?
部屋んぽはウサギにとって欠かせないものではありますが、1つだけデメリットがあります。
デメリットとは部屋んぽ中の不慮の事故です。
- 何かに驚いてパニックを起こし、壁などにぶつかって骨折
- コードを齧って感電
- 人間の食べ物や観葉植物の誤飲
- 飼い主が誤って踏む
- 床に敷物を敷いていなくて滑って骨折、ソアホックを発症
とくに多いのが骨折です。
カラス・工事の音・掃除機の音などにビックリして突然ダッシュし、勢いよく壁にぶつかって骨折(脳震盪を起こすウサギも…)という話をよく耳にします。
まい
まい
無理に部屋んぽさせなくてもいいうさぎもいる
しつこいぐらいウサギに部屋んぽは必要と言ってきましたが、無理に部屋んぽさせる必要がないウサギもいます。
それは「ウサギ自身が部屋んぽを望んでいない」または「体調・年齢的に部屋んぽができない」に当てはまるウサギです。
- ウサギがケージ大好きすぎて、ケージを開けても出てこない(超インドア派)
- お迎えしたばかりでまだ警戒心が強い
- 病気やケガで部屋んぽができない
- 高齢で部屋んぽしたがらない(部屋んぽが億劫)
- 寝たきり
上記に当てはまるウサギに関しては部屋んぽを強要すると、かえってストレスになるので無理に部屋んぽさせなくても大丈夫です。
ケースバイケースですが部屋んぽしたくなったら(またはできるような状態になったら)、強要しなくてもウサギは部屋んぽするようになるので、それまでは温かく見守ってあげてください。
まい
まい
【引きこもり】うさぎがケージから出ないのはなぜ?部屋んぽしない理由は?動かない・走らない原因も解説
うさぎがイタズラするから部屋んぽできない…どうすればいい?
もしかすると今この記事を読んでいる飼い主さんの中には、イタズラが酷すぎて「部屋んぽさせたくてもできない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
- ウサギが壁・家具・マットを齧ってボロボロにする
- 部屋んぽ中あちこちでオシッコしまくる
辛いですよね…私も経験があるので部屋んぽさせたくなくなる気持ち、痛いほどわかります。
まい
ウサギの部屋んぽ中のイタズラについてですが、100%完璧とまではいかないかもしれませんが「イタズラ防止対策」によってある程度は改善できます。
数ヶ月かかりましたが、我が家のウサギたちも改善しました(今は部屋んぽ中のイタズラほぼなし)
既に気持ちがいっぱいいっぱいかもしれませんが、我が家と同じように改善する可能性があるので、もう少しだけ頑張ってみませんか?
まい
部屋んぽ中のイタズラ防止対策は?おすすめの方法を紹介
ウサギの部屋んぽ中のイタズラって本当に大変ですよね。
私は今まで何度マットを買い替え、撒き散らかされたオシッコを踏み、壁を齧ってズタボロにされたことか …数が多すぎてよく覚えていません。
まい
数ヶ月という期間はかかりましたが、根気よくイタズラ防止対策を続けた結果、ほとんど問題行動をしなくなったんです。
すべてのウサギに有効とは限りませんし、もしかするとあまり改善しないかもしれません。
でも我が家のウサギたちみたいに良い結果が得られる可能性はゼロではないので、もし部屋んぽ中のイタズラに悩んでいるのであれば、私がやったイタズラ防止対策を取り入れてみてください。
まい
部屋んぽ中のイタズラ防止対策
部屋んぽ中にウサギが色んな場所にオシッコするのには、ちゃんとした理由があります(意味があってオシッコしていると考えると◎)
主な理由は下記の通り。
- 粗相で縄張り主張している
- 部屋んぽ範囲が広すぎる
- 部屋んぽ時間が長すぎる
- 飼育環境変化
- 部屋んぽスペースにソファや布団がある
- 部屋んぽ範囲の一部をトイレ認定したから粗相する
どうっっっしても治らない子もいますが理由に合わせて飼育環境を改善したり、躾をしたりすればある程度は改善する可能性が高いですよ。
ウサギって「何か恨みがあるの?」と聞きたくなるぐらいの勢いで、敷物を齧ってズタボロにしますよね。
私自身も買ったばかりのラグを数分後には噛みちぎられて絶望した経験が何度もありますが、コレについては本能的なものなので躾が一切できません。
躾するのではなく「齧れないマットに買い替える」が賢い選択です!
基本齧られませんが「防滑マット端っこ部分だけは齧られてしまう」ので、端っこはサークルの外側にくるように配置しましょう。あと防滑マットの下に、ジョイントマットも敷くとクッション性が出て良い感じですよ。
ウサギは口が届く範囲に壁があれば率先して齧ります。
壁を齧らない子の方が珍しいぐらいなのですが、コレについては本能的なものなので、躾が一切効効きません。
叱っても意味がないので「人間側が壁を齧られないように対策する」がベストな判断です。
【まとめ】うさぎの健康・生活の質向上のために部屋んぽは欠かさないようにしよう
ウサギは部屋んぽを日々心待ちにしています。
飼い主がケージの前を通るたびにジっーと見つめてたり、暴れたりして必死に「ケージから出してアピール」するぐらい部屋んぽが大好きです。
人間だって好きなものを取り上げられて「仕事しろ!家事をしろ!勉強しろ!」と言われたら嫌になっちゃいますよね
ウサギも一緒なので色々と忙しいとは思いますが、部屋んぽは欠かさないであげましょう。
まい
まい